2018-11-24

スリル満点長距離バスの旅(2)

2018年11月24日(土)、この日は6日間滞在したペルー中央の高原都市「Huancayo」から、昔の面影を色濃く残す「Ayacucho」まで長距離バスで移動する日、しかしこのバス旅は本当にスリルに満ちた旅でした。
最初は思い切り険しいアンデスの山を登り、道の細いのと急カーブの連続にぞくぞくしましたが、後半はとんでもないトラブルが・・・

画像はすべてクリックすると拡大します。

スリル満点長距離バスの旅(2)ランチを食べた町「Acobamba」からしばらく山を走った高原地帯でトラブル発生!!
バスの前輪から「ゴトゴト」という大きな音と共にバスは急停車しました。
バスを降りてよく見ると、タイヤがあらぬ方向を向いているではありませんか!!
車体の下を見ると、両輪のハンドルの動きを均等に伝えるためにあるはずのバーが脱落しています。
つまりハンドルが利かない状態です。

スリル満点長距離バスの旅(2)しばらくタイヤを引きずったような跡が・・・・
わぉ~~、めちゃ怖い!!。
これ、いろは坂のような急カーブの連続地点だったらと思うとぞっとします。
だってハンドル利かなくて、まっすぐ走ったら、千尋の谷底にバスが落ちてしまいます。
わぉ~~、わぉ~~、比較的真っすぐで平らなところで良かった!!。
ペルーでは安いバスは時々このような整備不良系のトラブルがあり、谷に落ちたりするそうです。
このバスもHuancayoからAyacuchoまで約300Kmでたったの30ソーレス、約¥1050ですからね。

スリル満点長距離バスの旅(2)とにかく修理が終わるまで、バスは動けません。
運転手と車掌さんが懸命に修理しています。
乗客は長閑にバスの周りでくつろいじゃっています。
しかし、田舎のバスには要注意ですね。
整備不良のバスが多いと聞きますから。

スリル満点長距離バスの旅(2)30分ほど修理して、とにかく走り始めたバス。
さすがにスピードは控えめに走っています・・・が・・・
地形は次第にきつくなり、急カーブが多くなり始めました。
車窓からはこんなにおっかない風景が・・・
千尋の谷と向かいに聳え立つ山!!。
しかし向かいの山に登る道、めちゃ凄いと思いませんか??。
私、あんな道登れません。(笑)

スリル満点長距離バスの旅(2)そしてしばらくゆっくりと安全運転で走っていると、山の下の方に大きな町が見えてきました。
あれが目的地の「Ayacucho」かと思ってペルー人の乗客に聞いてみると、Ayacucho(アヤクーチョ)から40㎞手前の「Huanta」の町だそうです。
Huantaが標高2630mなので、そこをこれだけ高い所から見ているとなると、おそらく4000mは超えていると思われます。
飛行機が着陸するときに見るような画像ですからね。

スリル満点長距離バスの旅(2)Huantaの町までの下りの、くねくねの「いろは坂」が始まりました。
下に見えるのは、まるで「レインボーマウンテン」のような色の山!!。
ここだってレインボーマウンテンだと言われれば騙されそうです。

スリル満点長距離バスの旅(2)そんなくねくねの急カーブ連続の下りでまたもやトラブル発生!!。
タイヤがゴトゴトと大きな音を立てたかと思うと、バスは再び制御不能に!!!。
今回は先程のなだらかなところじゃなくて、急カーブの連続ですよ、いろは坂なんだから!!。
まあ前に壊れていたから、慎重に運転していたおかげで曲がり切れずに谷底へまっしぐら・・・という事態の寸前で止まりました。
肝を冷やす支配人。タイヤの後ろにはまた引きずった跡が・・・。

スリル満点長距離バスの旅(2)ここまで壊れると、もうどうして良いかわからない支配人。
後ろの若い白人2人組は、バスの乗客の中で私たち以外の唯一の外国人です。(ドイツ人でした)
地元の人は、スマホでHuantaの友人に電話して、迎えに来るように頼んだりしています。
たまたま通りかかった車に無理やり乗せてもらう人も出て、右往左往する乗客で混乱しています。
私たちはこういう場合、一番弱い立場の外国人。(笑)
ここは山道で、あまり車の通らないところですので、ほかの車を探すのも容易ではありません。
そうこうしているうちに、「直ったから乗れ」と運転手さん。
くれぐれも安全運転で頼みますよ。
だってまだ死にたくないもんね。

スリル満点長距離バスの旅(2)安全のためのノロノロ運転で、何とかバスは先程山の下に見えていた「Huanta」(ワンタ)の町に着きました。
めちゃ顔が緩んだ支配人。
余裕のVサインまで出ちゃいました。(笑)
しかしもう夕暮れです。
南半球は一番日の長い季節とはいえ、もうとっくに目指す町「Ayacucho」に着いていなきゃいけない時刻ですが、これから40Kmまだ先に進まないといけない私たち。
もうバスは危険だからここで見捨てて、乗り合いタクシーで行きましょう。
実はこのHuantaに来たのは、私は3回目でしたので、地元の交通時事情をよく知っていました。
4人そろえばOKの乗り合いタクシーが、ここから目指す町「Ayacucho」まであることを。
そして同じバスに乗っていたのドイツ人カップルを誘えば4人になることも。

スリル満点長距離バスの旅(2)Huantaの町を4人で後にしました。
もう日が落ちてしまった夕暮れの午後7時近くです。
ドイツ人カップルは、Ayacuchoから観光地で有名な「Cusco」まで、夜行バスで一気に行く予定だそうです。
間に合うか心配しているけれど、Ayacuchoのバスターミナルからは、夜の9時過ぎに数社のバスがある筈です。
支配人が巧みに(英語で)「これだけトラブルがあったから、あとはきっと楽しい旅になるはずだ」とドイツ人カップルと喋っています。
それを聞いて本当にほっとした顔のドイツ人カップル。やるなぁ、支配人。
Ayacuchoに午後8時くらいに着いた私たち。
私たちはこれからホテルを探さないとね。
そしてドイツ人はターミナルへ。
お互いに握手して、今後の楽しい旅を誓いました。

スリル満点長距離バスの旅(2)やっとホテルに落ち着き、町の中心の広場へと向かいます。
この町は私は4回目です。
この日はまともなものをあまり食べていないので、めちゃくちゃお腹すきました。
ベジ対応のメニューがあるレストランを目指してまっしぐら!!。(笑)
写真は夜のAyacuchoの中心の広場「Plaza de almas」

スリル満点長距離バスの旅(2)この日は土曜日です。
Ayacuchoの中心の広場のそばの歩行者天国は午後9時というのにたくさんの人で賑わっていました。
こうしてスリリングな長距離バスの旅が終わりました。

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