2021-09-30

持ち回りの食の研修会23回目は「タンボ・ロッジ」

2021年 9月29日(水)は、栃木県北部と福島県南部のベジ&自然食系のプロフェッショナルによる研修会の日でした。
この研修会は、地域限定で同業者が集まり、持ち回りで自分の得意とする料理を頑張って作り、メンバーに披露する、研修と情報交換を兼ねた、懇親会みたいなものです。
今回の第23回目の担当は、「タンボ・ロッジ」。つまり自分の所なんです。頑張らなくっちゃね💪💪。

ということで、今回のコース料理、「山の恵み、海へ(アンデスの標高をめぐる物語)」というテーマで流れを作ってみました。
アンデスの高峰に降った雪(氷河⛄)が融けて大地を流れ落ちる様子、それは山の恵みが海に流れてこそ、海が豊かになり、いろいろな多様な生物が棲む世界を作り上げることができる・・・ということをテーマに、アンデス原産野菜の作られている標高ごとに、山を水が流れ落ちていく如くに、標高が低くなりながら、コース料理が進行していく・・・という仕掛けです。

画像はクリックすると拡大します

持ち回りの食の研修会23回目は「タンボ・ロッジ」標高40004500m チューニョとジャガイモのペルー風ソースかけ🥔黒チューニョのチップスと茹でジャガイモのコラボ)。

アンデスの一番高いところで栽培され、作られている作物は、何といっても凍結脱水乾燥ジャガイモの「チューニョ」です。
究極の保存食(50年以上保存できる)と、そのすぐ下の標高約4000mで作られているジャガイモをコラボにしてみました。
茹でたジャガイモの上に、チューニョチップスを乗せ、アンデスの氷河をあらわした、ペルー風の白っぽいクリームソースをかけた前菜です。

持ち回りの食の研修会23回目は「タンボ・ロッジ」標高3500m キヌアとかぼちゃのケークサレ🍰 高地で採れるアンデス原産の雑穀「キヌア」。それとやはりアンデス原産野菜のカボチャとのマッチング。

スーパーフードと言われている「キヌア」は、アンデスの標高約3500m辺りで一番沢山栽培されています。

持ち回りの食の研修会23回目は「タンボ・ロッジ」標高20003000m ボリビア風トウモロコシの蒸し物🌽 さらに山を下り、標高が低くなると、そこは一大トウモロコシの畑が広がります。

約4000年前からアンデスで栽培されているトウモロコシの、ボリビア風蒸し物「Humita」をヴィーガン仕様のアレンジで。

持ち回りの食の研修会23回目は「タンボ・ロッジ」標高800~1000m キドニービーンズとトマトの煮込み🍅 比較的低い標高が原産のインゲンマメ。アンデスでもよく食べられているものの一つです。

アンデス原産のキドニービーンズを含むインゲン豆と、同じくアンデス原産のトマトの組み合わせは、ペルーでもポピュラーな料理です。

持ち回りの食の研修会23回目は「タンボ・ロッジ」おっと、ここで何故かかき氷が・・・・実はこれ、「昆布出汁」のかき氷です。(塩味はついていません)
それに次の写真のソースをかけると・・・・なんと❣💥「冷製スープ」の出来上がりです。

持ち回りの食の研修会23回目は「タンボ・ロッジ」標高5100m ピーナッツの冷製スープ🥜
アンデス原産のピーナッツは、かなり標高の低い海岸地帯が原産地。こってりとした風味が持ち味のペルー風のスープを、冷製に仕立てた料理です。
かけたソースと昆布だしのかき氷を混ぜて、溶かしながら楽しむ冷製スープになっています。

持ち回りの食の研修会23回目は「タンボ・ロッジ」標高マイナス1~マイナス10m イカ墨もどきパスタのコチャユーヨかけ🦑(第1のメインディッシュ)

ここからがメインディッシュの部になります。
メインディッシュはもう海の底の食材を使いました。
これはペルーの海岸地帯で採れる「コチャユーヨ」という海苔を使ったパスタ。山の恵みが海に注ぐ、川があってこそのおいしい海苔です。イカ墨風の海の幸のパスタにアレンジしてみました。(ヴィーガン仕様)

持ち回りの食の研修会23回目は「タンボ・ロッジ」口休め🍷・・・アンデス原産のサツマイモのスムージーです。
流石にスムージーは海の底のものを使うのではなく、標高の低い熱帯地方原産のサツマイモを、ライスミルクを使ったスムージーに仕立ててみました。

持ち回りの食の研修会23回目は「タンボ・ロッジ」標高マイナス100m キハダマグロ(もどき)の丼🍚(第2のメインディッシュ)
ここでいきなり和食です。皆様お待ちかねの「マグロもどき」が登場!!。🥰🤣🤪。
これはもちろんヴィーガン仕様のもので、本当の原材料は、なんと❣💥、桃の🍑「ネクタリン」から作っています。
このメニューだけはなんと!!、和食です。🤪(笑)
でもね、かなりのリアルさに皆様驚かれていましたから、大成功でした。🥰🥰。
ご飯の上に大根のツマを敷き、醬油に少し漬け込んだ「キハダマグロの刺身もどき」に、海苔を振りかけ、ワサビをつけていただく仕様です。

持ち回りの食の研修会23回目は「タンボ・ロッジ」さあ、お待ちかねの最後の〆、デザートを盛り付ける支配人です。

持ち回りの食の研修会23回目は「タンボ・ロッジ」海から見たアンデス山脈のデザート🏔
ペルーの海岸から俯瞰したアンデス山脈のイメージのスイーツです。
海に見立てたものは、「蝶豆花茶(バタフライピー)」を甘く味付けし、寒天で固めたものをお皿に敷いて、イメージを作りました。(もちろんおいしく食べられます)
その上に、アンデスの氷河が融けて流れ落ちていく様子を、ヴィーガン仕様の「エクレア」で表現してみました。
その横にあるのは「山栗のモンブラン」。
今まさにタンボ・ロッジは「山栗」の季節ですからね、それを使わないと食べていただく皆様から不満が出そうなので🥴🤪(笑)「おまけ」に付けたものです。
「モンブラン」も、白い山のイメージのスイーツですからね。⛰🥰。

持ち回りの食の研修会23回目は「タンボ・ロッジ」ここで電車が登場。🚋。
これは2019年に出かけたアメリカの西海岸のサンフランシスコのお土産の「ケーブルカー」のおもちゃです。
その中に、「お茶請けのお菓子」を詰め込みました。

持ち回りの食の研修会23回目は「タンボ・ロッジ」ケーブルカーの屋根の蓋を取ると、中にぎっしりとお菓子が入っています。これを一人3個ずつ取って、コーヒーやお茶とともに、いただく趣向です。

持ち回りの食の研修会23回目は「タンボ・ロッジ」さあ、みんなで取りましょうね。お一人様3個ですよ、くれぐれも4個とってはいけませんよ~~。😋🤣。
なんだかみんな楽しそう。♪♩🎵(^^♪~~♪!!

持ち回りの食の研修会23回目は「タンボ・ロッジ」中には一つだけ、何と❣💥「当たり」🎯が入っています。当たった方はラッキー。
この一人3個(全部で3種類ある)のお菓子が6個と、特別に大きめのチョコチップが入ったクッキー3枚入った袋が商品です。

あ~~、終わった終わった❣💥。楽しかったです。♪♩🎵(^^♪~~♪!!まあ作るのは大変だったけれど、皆様にこれだけ楽しんでいただけて、うれしいです。

次は那須にある穀物菜食のレストラン「こと葉」さんが担当です。次回は私は食べる側に回るので、楽しみだなぁ~~。

関連記事