CuscoからArequipaへ長距離移動
2018年12月12日(水)、この日はペルー南部の、首都Limaの次に人口の多い第2の都市「Arequipa(アレキーパ)」へ、約600Kmをバスで移動します。
この区間のバスは、ほとんどが夜行バスですが、疲れを考慮し、私たちは昼間走るバスを選びました。
でも昼間のバスは、所々へ寄ってお客さんを乗せて行きます。
だから時間がかかりますし、バス強盗の恐れもありますが、夜にはない高原の景色を楽しめるという特典もあるので、こちらを選びました。
バス強盗は、今でも時々あるそうで、途中で人を拾っていくバスに多いそうです。
乗り込んだ乗客が、強盗に変身するという手口ですね。
だから、途中で誰も拾わない直行バスが望ましいのですが・・・・。
それにしても600Kmも走って、料金はたったの30ソーレス(約¥1050)。
HuancayoからAyacuchoまでのバスみたいに、タイヤが外れないかちょっと心配です。(笑)
画像はクリックすると拡大します
Cuscoのバスターミナルへ早朝の6時半過ぎにやって来ました。
この時間に発車するバスは結構たくさんあり、たくさんの人で賑わいを見せていました。
チケットを持って、荷物を預け、バスに乗り込みましょうね。
バスは定刻の7時にバスターミナルを発車しました。
発車前からもう直子さんに作ってもらったおむすびをほおばる支配人。
実は朝、直子さんは親切におむすびを作ってくれたんです。
もう本当にうれしいです。
何しろエコノミーバスだから、車内食なんて気の利いたものはありませんからね。
そして時間は10時間くらいかかることが予想されますから。
エコノミーバスだけど、結構立派なバスに感激!!。
だけど空いていますねぇ。
赤字ですよ、これ。(笑)
私たちの席は前の方ですが、後ろにトイレが付いています。
トイレに行った際にこの写真を撮りました。
お昼くらいの時間に、やはりランチタイムで停車するバス。
ドライブインのようなレストランで、30分の休憩が入ります。
こういうドライブインのようなレストランって、あまりおいしくないのが常です。
でも私たちはパンを持っていたので、それを食べてやり過ごしました。
ミネラルウォーターだけ買いましたけどね。(笑)
バスの会社は、ペルーでは比較的大きい「Civa(シバ)」と言う会社です。
いよいよArequipaへと高原を下りる前に、やや大きめの湖が出現しました。
この辺りの標高は、約4600m、かなり高いです。
でも綺麗だなぁ~~。
湖の名前は、「Lagunillas(ラグニージャス)」と言います。
島まである大きめの湖の風景。
周りは褐色の景色で、樹木もなく殺風景ですね。
これはこの辺りから隣国Boliviaまで広がる「Altiplano(アルティプラーノ)」と言う高原地帯特有の風景です。
広い所は地平線も見えるとか!!。
瀬戸内海と同じ広さがある有名なチチカカ湖もこのAltiplanoに属しています。
雄大なAltiplanoの景色が広がります。
この湖の湖面で富士山の山頂よりも約900mも高いんですよ。
ここでこの広大なAltiplanoの風景を彷彿させる音楽をシェアしましょう。
Jose Mezaと言うペルーのチャランゴ(アンデスの民族楽器)の名手が兄妹や娘をメンバーに立ち上げたグループ、「Urbande」(ウルバンデ)の、「TE VAS Y NO VOLVERAS 」(君は行く、そして戻ってこない)と言う曲です。
Altiplanoの画像と共に、お楽しみください。ここをクリック
バスは広大なAltiplanoから下り始めました。
道路と並行して、鉄道が敷かれています。
この鉄道、ペルー南部鉄道と言う名前で、海岸地帯からチチカカ湖の湖岸を経てCuscoまで敷設されていますが、今は観光列車が時々通るのみです。
そこを保線のための作業車が走っていました。
あれに乗りたいなぁ~~。(私はかなりの乗り鉄なので)
標高2300mのペルー第2の都市「Arequipa」へ降りてきました。
空気が濃いです。
思えば11月19日に標高の高い町「Huancayo」へ登って以来4週間近くも高い所ばかり旅をしていた私たち。
空気が粘りがあるとさえ思えるほど濃く感じられます。
この町から見えている、シンボル的な山「Misti(ミスティー)」は富士山そっくりな山ですが、標高は5822mもあるんですよ。
バスターミナルには予定より1時間遅れで午後6時に到着しました。
南半球のため、まだまだ日が長くて明るいです。
ターミナルからタクシーで町の中心部へと行き、ホテル探しです。(予約していないので)
中々綺麗で快適なホテルが見つかりました。
ここに2泊して、旅の終わりは首都のLimaへと向かう予定です。
今回はバスのトラブルがなくて、うれしいです。(笑)