2020-10-16

木挽町とも樹（トモキ）

２０２０年１０月１２日（月）、この日は私の高校時代の同級生と、銀座の歌舞伎座の裏手にある、ミシュランの２つ星を獲得した有名なお寿司屋さんの「とも樹」さんへ伺いました。
普段肉が苦手でヴィーガン料理ばかり食べている私ですが、時々は魚料理までなら食べることがあります。
実はこのお店のご主人（シェフ）が、今年の８月にタンボ・ロッジに長めに滞在され、そのご主人と奥様の人柄にひかれたこと、そしてこの方をタンボ・ロッジに紹介してくださったっ方が私の高校時代の悪友（笑）だったというご縁からなんです。
スペインやイタリア、アメリカ、韓国では何回かミシュランの星付きのレストランで食事をしたことのある私ですが、お膝元の日本では初めてです。
おいしいこと請け合いのお寿司を囲んで、同級生との話は尽きることがありませんでした。

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辺りが暗くなるころの午後６時、「とも樹」さんに到着です。
今まで私が行ったミシュランガイドの星付きレストランの中で、一番質素でこじんまりとした店構えです。

さて、久しぶりの同級生との食事、なのでまずは日本酒で乾杯から行きましょうね。
これから始まるお任せコース、めちゃくちゃ楽しみです。

お任せコースの始まり始まり、シェフは個人的な好みを聞いて、いろいろなものを握ってくれました。
まず最初はお寿司ではなく、「もずく」からスタートです。

２皿目が「アワビ蒸し」。もうめちゃくちゃおいしいですよ～。

次は穴子の串焼きと銀杏の串焼きです。

ここから握りが始まりました。まずはオーソドックスに「中とろマグロ」から。ミシュランの２つ星だけあって、もう本当に上質なお魚です。
握り３貫といって、おなかのすいた状態で食べてほしい３種類が続きました。

次は季節柄、「さんまの握り」です。このお店、魚だけではなく、シャリもおいしい！！。

「烏賊」、「イイダコ」、「玉ねぎ醤油とカツオ」に続き、珍しい海苔巻きが出てきました。
これは「大根のツマ」を巻いたものです。
海苔もおいしいし、世間の通常のものよりも細く細かく切られたツマがまたおいしいです。おかわりしたいですよ～～。（笑）

この蟹は、中身がめちゃ細かく刻まれていて、すごく手が込んでいます。蟹みそのような味もするし、後ろにある小皿の優しい味の「蟹酢」で食べるとなおさら美味です。

「小柱と大根おろし」、「カワハギ」、「赤身の漬け」と出てきて、この写真のは「バッテラ」です。
押し寿司ではなく、握りですが、上の薄い昆布もおいしい！！。

包丁さばきが見事なご主人、目の前で握ってくれるので、パフォーマンス的にも目が釘付けになってしまいます。
後ろにある金庫のようなボックスは、氷を入れて冷やす冷蔵庫ですって！！
それを使うと、魚が乾くこともなく、鮮度が保てるそうです。

「平貝の磯辺焼き」、「マグロの大トロ」、「いくらの軍艦」、「海老」、「シャコ」と素晴らしいお寿司が続き、いよいよ終盤、「みそ汁」です。
しかし、ただの味噌汁とは違います。
「こはだ」以外の魚の端切れをみんな入れちゃったという、かなりの濃厚な味、まるで日本版「ブイヤベース」を思わせる味です。

「こはだ」、「浜中のウニの軍艦」、「利尻のヒラメ」、「蛤」と続いて、写真のものは「ネギトロ巻き」です。
中身たっぷり。（笑）

「穴子」の後は、最後に「卵焼き」、左がシャリ入り、右はシャリなしです。
しかし、普通の卵焼きではありません。
卵焼きの中に、「ハモ」、「芝海老」、「つくねいも」などのすり身を練りこんでいます。
なんだか「伊達巻」のような感じです。

最後はドリンクとデザート、こちらは「アセロラジュース」です。
こってりとしていた口がさっぱりしますよ～～。

高級なフルーツでコースの終わりとなりました。
このフルーツ、実は高校時代の悪友（笑）、私の一つ上の先輩が納入しているものです。
大きいブドウ３種類と、ペルー原産の食用ほおずき「インカベリー」です。
なんと！！、ブドウの種も除いてあるではないですか！！、きめ細やかな配慮は、ミシュランガイドの２つ星だけありますね。
裏方に回っている奥様も、手で食べるお寿司なので、手が汚れ気味になった時に手を拭く「おしぼり」を、汚れてきたら数回交換してくださるという配慮に、高級感を感じました。

とても満足いく内容でした。食事が終わり、話し込んでしまって時間はもう午後１１時半くらいになってしまいました。
それでも快く対応してくださるご主人に感謝です。
せっかくですからね、お店のご主人と高校時代の悪友と写真を撮りましょうね。（笑）
頭の禿げ具合が同じくらいで、とても親近感がわきますよ～～。( ^)o(^ )