2013-11-04

Donostiaのマクロビオティック・レストラン

2013年11月4日(月)、午前中は大雨 ⇒ 午後から曇り、☂☔ ⇒ ☁ 。
皆を朝バスターミナルに送って行った後、私たちはこの町にもう2日滞在することにしました。

美食で有名なサンセバスティアンはバスク州のギプスコア県の県都で人口は182,930人。
町の名前はバスク語で「Donostia(ドノスティア)」とも呼ばれています。
その美食の町に、なんと「マクロビオティック」のレストランが1軒だけあるんです。(ベジタリアン・レストランは数軒ある)
こんな食のレベルの高い町のマクロビオティックって、どんなものか知りたくて、少し中心部から離れた新市街まで、☔🌬雨風の強い中、傘をさして歩いて訪ねてみることにしました。

画像はクリックすると拡大します

ドノスティアのマクロビオティック・レストランお昼の頃、嵐のような強い雨の中を、旧市街から新市街に向かうため、橋を渡って歩きます。
川の水が海の高い波に押し戻され、まるで川が溢れそうになっていました。😱

ドノスティアのマクロビオティック・レストランランチタイムは13:00からです。傘をたたみ、お店に入って一息つきました。
ここはさすがにマクロビオティックのレストランだけあって、教室もやっている様子。黒板に色々と書き込みがありますね。
ここのお店の主は、「癌」をマクロビオティックで治したらしいです。
フランス南部の「トゥールズ」の近くに、「キュイジーヌ・アサンテ」と言うマクロビオティックの療養施設があるんですが、(マクロビオティックに詳しい方はご存じだと思います)なんでもそこで勉強し、がんを治したと事前に聞いていました。

さて、どんなメニュー構成か、楽しみですよ。

ドノスティアのマクロビオティック・レストランお昼のセットメニューがありました。ただし、選択肢は少ないですが・・・・・
まず前菜と言うか、スープが2種類。これはそのうちの一つ、レンズ豆のスープです。
あっさりとしたスープに、「養生食」雰囲気を感じました。
ただ、食べ歩きで疲れた胃袋にはとてもやさしいです。

ドノスティアのマクロビオティック・レストランそしてこちらは「野菜スープ」。色々な野菜をピューレ状にしたスープです。
こちらもあっさりした「養生食」タイプです。今の私たちには本当に体に浸みるスープです。

ドノスティアのマクロビオティック・レストランしかし!!❣💥、「養生食」に、支配人がちょっと物足りなそうな顔をしているじゃありませんか!!。
すぐ顔に出る性格だなぁ~~~。🤣

ドノスティアのマクロビオティック・レストランメインディッシュが出てきました。これを見て、本当に「養生食」だと感じました。
だって、玄米とカボチャの蒸かしたものと、ブロッコリーの天婦羅と、少しのレタスだけですからね。
醤油をかけていただくのですが・・・・

今までさんざん食べ過ぎたので、ここで一息つくのも私達には良いかもしれませんね。
でも、期待しただけにちょっと悲しい!!。😢
これなら自分でも簡単に作れますからねぇ。

ドノスティアのマクロビオティック・レストランそしてセットの最後のデザートは・・・・・お茶と温かい「リンゴの摺りおろし」!!!!本当に養生食コースですねえ。
やはり「食養」で癌を治しただけはある!!。
しかし、これで「12€」です。
高いか安いか・・・・食べる人の感覚ですかねえ。

ここで私は、「サンセバスティアンの光と影」を見たような気がしました。
つまり、美食が過ぎると「病気」が待っています。
そう言えば、この町では「メタボ」の人を多数見ましたよ。
そろそろここの町の「美食」も、次の時代に向かわなければいけない時が来た気がします。

ドノスティアのマクロビオティック・レストラン「キュイジーヌ・アサンテ」の話をすると、店の主人がうれしそうに、自分がそこでマクロビオティックを学んでいた時の写真を見せてくれました。
写真の中のこの店の主の隣に写っているのは、その「キュイジーヌ・アサンテ」のご主人。
この「キュイジーヌ・アサンテ」の主人のお父さんが、マクロビオティックの創始者の「故 桜沢さん」に直接マクロビオティックを教えられたそうです。
そのお父さんは今(2013年)から3年前までご存命だったので、桜沢さんの直伝のマクロビオティックを伝えることで有名になったんですね。

ご馳走様でした。
そして私達は雨の中を、町の中心部の宿まで帰って行きました。

関連記事