2018-12-02

秘境「Ongoy村」へ向かう

2018年12月2日(日)、私たちは再びアンデスの秘境へと旅をしました。
秘境への基地のように使った「Ayacucho」の町をいよいよ後にします。
目指すは標高2800mのアンデスの秘境「Ongoy」(オンゴイ)です。
なぜそんな秘境へ行くかというと、これには理由があります。
2002年に私たちがペルーを旅行した時の帰る直前に、ペルーの首都のリマで会った日本人の方がいました。
その方は、ペルー人の旦那さんの故郷「Ongoy村」でゲストハウスをやる予定だとその時聞きました。
場所は把握していた私。
しかし暫らく音信不通になっていたのですが、今回の旅行の少し前に、なんと!!、フェイスブックでつながりました。
そして連絡してみたら、Ongoyに今は住んでいるとのこと。
是非今回訪ねてみたいとメッセージを送ったら、「是非」と返事がきました。
そこで行き方を聞いて、Ayacuchoから行くことにしたのです。

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秘境「Ongoy村」へ向かうAyacuchoの北バスターミナル。
前日ここからバス会社に電話して、座席を確保してあるはずです。
何しろこのバスは、一日1回しかないOngoy村へ直接行くバスなんです。
だから乗れないと、予定が一日延びてしまいますからね。
で、カウンターが開く朝の8時頃に行ってみました。
聞いてみると、見事に予約ができていて、座席が確保されていたので思わずにっこり!!。
左から2番目の窓口がそのバス会社「ZAMORA」です。

秘境「Ongoy村」へ向かう例によって、大きな荷物はミニバスの上に積みます。
私たちの荷物も積まれました。
この日はお客様が多かったらしく、2台出るとのこと。
またまた秘境への厳しい道のりが始まります。(笑)

秘境「Ongoy村」へ向かうバスは快適に舗装されたアンデスの4300mの高地を走ります。
しかしそろそろ下り坂に差し掛かるころ。
実はこのルート、私たちは1999年と2002年に2回、途中まで通っているんです。
その当時は道はすべて未舗装で、しかも細くて断崖絶壁のカーブでの車の行き違いが大変で、めちゃくちゃ怖かったのを覚えています。
しかしそんな道も今では幅が広くなり、舗装されていました。
近年のペルーの発展ぶりに目を丸くするわたくし。( ゚Д゚)

秘境「Ongoy村」へ向かう幅が広がり、舗装されたとはいえ、くねくね道に変わりはありませんけどねぇ~~。
もちろんガードレールなんてありません。(笑)

秘境「Ongoy村」へ向かう標高4300mの峠から、くねくね道を一気に下り、標高1950mの「Ninabamba」の所で「パンパス川」を渡ります。
昔はやっとマイクロバス位が通れる頼りない橋でしたが、今は立派な橋に替わっていました。
この辺りは熱帯で、バナナやトロピカルなフルーツが採れるそうです。

秘境「Ongoy村」へ向かうそしてまた川から離れ、標高をぐんぐんと上げて行きます。
すると、気温は下がり、広大なアンデスの山の風景が見えてきました。
黄色いレタマの花が咲いています。

秘境「Ongoy村」へ向かう大きめの町「Chincheros」(チンチェーロス、標高2781m)の町で幹線道路から外れ、未舗装の道を小型バスは走ります。
このChincherosの町までは過去の旅で経験があるわたくしですが、ここから先は初めて通る道です。未知の道(笑)。

秘境「Ongoy村」へ向かう標高4150mの峠を越えると、湿地帯が見えてきました。
アンデスの良くある風景ですが、いつ見ても美しいです。

秘境「Ongoy村」へ向かう湿地帯から小さい流れができていて、山を下っています。
標高高い所が平らなんですね。

秘境「Ongoy村」へ向かう出た!!、いろは坂!!。
しかも今度は未舗装です。
キャぁ~~・・・という顔の支配人。(笑)
なにしろ支配人の高所恐怖症は半端ではないですからね。

秘境「Ongoy村」へ向かう町が見えてきました。これがオンゴイかと乗っている人に聞いてみると、あそこは「Huaccana」(ワカーナ)という町だそうです。
Ongoy村はさらに30分くらい下ったところですって。

秘境「Ongoy村」へ向かうAyacuchoから小型バスに揺られることおよそ6時間、やっとOngoy村に到着です。
前回のコンドルを見に行った時のAndamarcaまでの12時間に比べると、半分ですけどね。
さて、ここからがどうしようかと思ってしまいました。
なにしろ前日にここに住んでいる方に電話したけれど、留守番電話になっていたので、家が何処かわかりません。
しかしこの村に住んでいる日本人は一人だけだから、きっと村の誰かに聞けばわかるはず。
ということで、さっそく小さな商店で「Shokoさんの家はどこですか?」と聞くと、すぐに「広場の下の方だよ」と教えてくれました。
それで広場の下に歩いて行くと・・・
ほとんど人を見かけません。
人口密度の低い村だからね。(笑)
しかしそこで家から出てくる人を発見。
その方に聞いてみました。
「Shokoさんの家はどこですか?」・・・
すると、「あら、私がShokoです」・・・だって。
お互い顔を見合わせて大笑い。

秘境「Ongoy村」へ向かうShokoさんのまだ未完成のゲストハウスの入り口です。
本当に久しぶりで再開に感激!!。
昨日電話したけど留守電になっていたと言うと、聞けてなかったみたい。
田舎なので、電波状態がかなり良くないらしいです。
ということは、私たち、いきなり来たのね。
そりゃあびっくりしたでしょう。
なんだか笑い話ですねぇ。
もし本人が出かけて不在だったら、私たちは路頭に迷うところでした。
だってこの村、他に宿泊施設がないんですから。

秘境「Ongoy村」へ向かうゲストハウスでは4匹のにゃんこが出迎えてくれました。
ここには3匹しか写ってないけど、棚の上にきちんと乗って、かわいいです。
しかし無事に到着で来て、ホッとしました。

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