初夏の花が咲き競う「田代山」に登る

今日は天気のほどほどのような週末です。
今日はお客様が入っていないタンボ・ロッジ。なので、先週行きそびれてしまった、尾瀬国立公園の「田代山」へ登ってきました。
この時期は、一番高山植物が咲き競う、とても綺麗な季節なんです。毎年のように登っている田代山、私たちの体力を計る山でもあるのです。

画像はクリックすると拡大します

駐車場に車を止め、歩きはじめるとすぐに、さっそく「ラショウモンカズラ」が咲いていました。

こちらは「ズダヤクシュ」。園芸用にも使われている、ポピュラーな花です。

道端に可憐に咲く「マイヅルソウ」。

まずは登山口から歩いて約１５分のところにある「水場」で、水を汲んで登りましょう。
ここの水はとてもおいしいです。

「オオカメノキ」の花が散りかけていました。

樹の下の暗いところにひっそりと出ている「ギンリョウソウ」。
この草は、「枯葉」の栄養分を使って育つため、「光合成」して栄養を作る必要がないので、白いんですよ~~。
タンボ・ロッジの敷地の川べりの所にも、時々顔を出してくれます。

登山道の下から、頂上の湿原に至るまで幅広く分布している「ミツバオウレン」の花。

次第に高度を上げていくと、「ムラサキヤシオ」が満開です。ツツジの仲間ですが、葉より花が先に咲くので、花だらけに見えますね~~。

「小田代湿原」という、４分の３ほど登ったところにある湿原が近付くと、「アズマシャクナゲ」が咲いていました。

小田代湿原に咲く「タテヤマリンドウ」。ピンボケですが、左の白い花は今が最盛期の「チングルマ」です。

湿原にひっそりと咲く「ヒメシャクナゲ」。小さいながらも「葉」はシャクナゲそのものです。

咲いて間もない「チングルマ」。

山頂湿原に到着です。目の前に「会津駒ケ岳」が迫るように見えています。まだ残雪で真っ白ですね。今年は雪が多かったからねぇ~~。

頂上湿原に咲く、ピンクの可愛い「イワカガミ」。

木道の間にも、「チングルマ」がびっしりと咲いていました。

さあ、お腹すいたし、いつものように山頂でのお楽しみの「ベジラーメン」をいただきましょうね。
めちゃくちゃお腹すいたしねぇ😋🤪。

山頂から少し「帝釈山」へ向かって降りたところに、ひっそりと可憐に咲く、「オサバグサ」がありました。
もう少し下ると、大群落があるのですが、何せ久しぶりの登山で、👣足が付いていけません❣💥。
なので、途中で引き返しました。（笑）

さて、ランチも食べたし、「オサバグサ」も見たし、下山しましょう。
山頂湿原の木道は、一方通行で周回できる作りになっています。帰りは細い木道を通り、「チングルマ」の大群落を眺めながらの道となりました。

賑やかな初夏の湿原。「チングルマ」、「イワカガミ」、「タテヤマリンドウ」が所狭しと咲いています。

「ワタスゲ」の穂もだいぶ大きくなってきています。

下山途中に貴重な花を発見💡💡❣💥。これはなんと❣💥「絶滅危惧種」の「イチヨウラン」（一葉欄）です。
田代山に何回も登っているけれど、見たのは初めてです。
足元にひっそりと咲いているために、いつも見落としていたのかもしれませんね。
貴重な花を最後に見ることができて、とてもうれしいです。♪♩🎵(^^♪～～♪！！
天気もまずまずで、雨も降らなかったし、とても楽しい山歩きでした。