2012-11-07

巡礼４日目（Pamplona ⇒ Puente de Reina）24㎞無限の大地を歩く

２０１２年１１月７日（水）晴れ☀。今日はパンプローナから２４Km歩き、「Puente de Reina（プエンテ・デ・レイーナ）」と言う町を目指します。
ちょっと距離が長いので、やや早めに出発します。

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巡礼者の朝は早い。
スペインは日本と比べて、時計を１時間早くしてあるような時間設定になっているため、例えば朝７時と言っても、私の感覚では朝６時くらいなんです。
パンプローナの「Albergue（アルベルゲ）」（巡礼者用宿泊施設）のすぐ近くに、朝７時からやっているBARがあり、朝食を食べることができました。
そこで、クロワッサンとオレンジジュース、「Cafe con leche」（ミルクコーヒー）をいただきました。✌
このセットで、１人僅か€2.5！！朝食はどこでもこのくらいの値段なので、かなりリーズナブルです。

朝食を食べ終わり、非常食用のパンのバケットを買い、荷物をアルベルゲでピックアップしてまだ町が暗いうちに、歩き始めました。
この町から巡礼を始めた、韓国人の男性が、
「巡礼路がわからないので一緒に歩いてください」と言うので、しばらく一緒に歩きました。
巡礼路を示す黄色い矢印や、ホタテの貝のマークなどがどのようについているかを説明します。
少し慣れると、すぐにわかるようになると思いますよ。

ちょっと写真ではわかりづらいけれど、丘の上に並ぶ風力発電の風車を目指して、坂を登って行きます。
この風車、近くに見えてもなかなか近づかない！！。❣💥。
はあはあ～～～登りがきつい！！。

遠く、ピレネーの高い山は、雪をかぶっています。

振り返ると、支配人の歩く後ろに、パンプローナの街がすごく良く眺められます。

なかなか峠に着かない私たち。１０時を回って、お腹がすいちゃった・・・🤤。
そこで、非常食用のパンに、イタリアでもらって持ち歩いている美味しいオリーブオイル、オルチョサンニータをかけて、いただきま～～す。

何と、このベンチの脇には、ここで行き倒れになった巡礼者の十字架が立っているではありませんか！！
こんなに眺めの良い場所で、しかも町からそう遠くないところで「なぜ？？」と思ってしまう私。
でも、その訳は、後でわかりました。😢😢。
私たちは、その巡礼者の冥福を祈り、峠の風車を目指します。

更に上ると、ますますピレネー山脈が良く見えました。

やっと到着したぺルドン峠。ここは標高700m。パンプローナから300m位登ってきたことになります。
風力発電の風車って、でっかいな～～！！。

峠の上には、巡礼のモニュメントが立っていました。その前でばて気味の支配人です。

昔の巡礼の様子を描いたモニュメント。なかなか大がかりだったんですね。

峠の向こうは・・・・・・遥か彼方に悠久の大地が広がっています。すごい広大さ！！。❣💥。
いったい、巡礼路はどこへと向かっているのだろうか・・・・・
昔の巡礼者は、こんな風景を見て、遥か彼方の聖地を思い、もしかしたら先の長さに絶望したかもしれませんね。
しかし、私たちには正確で詳しい地図があります。
なので、次の町までの高低差や距離などが手に取るように分かるので、なんか安心感があります。
でも、次の町は一体何処・・・！！
と叫びたくなってしまいました。
はあ～～！！遥か彼方へと向かうのだな～～～。解っていても精神的にきついです。