2020-04-09

持ち回りの食の研修会18回目は「HAPPY TABLE 」

2020年 4月8日(水)満月🌕は、栃木県北部と福島県南部のベジ&自然食系のプロフェッショナルによる研修会の日でした。
この研修会は、地域限定で同業者が集まり、持ち回りで自分の得意とする料理を頑張って作り、メンバーに披露する、研修と情報交換を兼ねた、懇親会みたいなものです。
3~4カ月に一度の割合で開催していますが、もうかれこれそれも18回目とは、なんだか感無量です。
そして今回は、世の中は「新型コロナウイルス」の影響がとても深刻になりつつあるとき。
このような時に集まって良い物かという葛藤もありあしましたが、こういう時こそ「自然食&ベジタリアン系」の人たちで集まり、世の中の恐ろしいニュースやマスコミに煽られないための情報交換も必要かと思い、予定通りに開催しました。

今回の担当は、栃木県の宇都宮市でマクロビオティックの教室などを精力的に開催されている「HAPPY TABLE 」さんが担当です。

画像はクリックすると拡大します

持ち回りの食の研修会18回目は「HAPPY TABLE 」この日のメニューです。
原点に返り、季節の食材をふんだんに使った、免疫力をアップする食事の数々。
豪華な「美食」とは一線を画した、日本人の原点ともいえるメニューは、さすがに「HAPPY TABLE 」さんの面目躍如という所でしょうね。

持ち回りの食の研修会18回目は「HAPPY TABLE 」タンボ・ロッジの私たちは渋滞にはまって20分遅刻してしまいました。(笑)
メンバーはすでに集まり、新型コロナウイルスの話題で持ちきりだったそうです。話聞けなくて残念無念!!。
そして、遅刻してすいません!!。
ではまず担当の「HAPPY TABLE 」の杉村さんの挨拶から始めましょう。

持ち回りの食の研修会18回目は「HAPPY TABLE 」まずは食前酒(と言っても、アルコールなしです)の「乳酸生甘酒」から始まります。
乳酸菌の風味豊かで、甘みも丁度良くて本当にほっとする味です。

持ち回りの食の研修会18回目は「HAPPY TABLE 」そして一品目(先付け)は「胡麻豆腐」。菜の花と桜の花の塩漬けと柚子胡椒がトッピングです。
季節柄をよく表した一品ですね。
胡麻豆腐が滑らかで、とてもおいしい!!。

持ち回りの食の研修会18回目は「HAPPY TABLE 」では皆様で、アルコールなしの甘酒で乾杯と行きましょう。🍻
このところ暗い話題ばかりだからね、情報交換しつつも良く笑い、楽しく料理を頂きましょう。
笑いは免疫力アップにつながりますからね。

持ち回りの食の研修会18回目は「HAPPY TABLE 」前菜の盛り合わせです。
左から右へ、「大根の酢漬け(花の形)」、「かき菜」、「キャロットラペ(自家製甘酒ドレッシング」)、真ん中が「小豆カボチャのテリーヌ」、「切り干し大根のショートパスタ和え」、一番右が「ひじき蓮根」です。
どれもマクロビオティックの料理としては、定番のものですが、こうして並ぶと新鮮です。
穏やかな優しい味付けに心が緩みます。

持ち回りの食の研修会18回目は「HAPPY TABLE 」ここで全員写真(私を除く)を撮りましょうね。
今回は腰を痛めた日光の廻さんが欠席で、ちょっと寂しいですが、皆様この新型コロナウイルスの危機の中でもはつらつと元気そうで、とても心強かったです。

持ち回りの食の研修会18回目は「HAPPY TABLE 」「お吸い物」です。里芋のすり流し、豆腐と三つ葉が中身です。
丁寧に作られていて、とろっとしていて味わい豊かです。

持ち回りの食の研修会18回目は「HAPPY TABLE 」生麩のお刺身3種類、上から「ヨモギ」、「粟」、「黒胡麻」で、大葉(シソの葉)と大根のつまと、酢味噌が添えられています。
大根のつま、大根を桂剥きにしてから千切りにしたそうですよ。つまり手で刻んだものです。
すごく芸が細かいですね。
自分は「つまカッター」を持っているから、それでやるとすごく早いので、何とも思っていませんでしたが、手で刻むとは参りましたね。
手刻みはやはり機械とは少し違ったおいしさがあり、大根の辛みもしっかり感じられました。

持ち回りの食の研修会18回目は「HAPPY TABLE 」「年輪巻き」(信田巻き)を中心に、季節のタケノコ、山菜のコゴミ、ウド、そして花の形に抜いた人参です。
どれも軽い味付けがしてあって、季節を感じさせてくれました。

持ち回りの食の研修会18回目は「HAPPY TABLE 」メインのおかずがこちらです。3種類、「牡蠣もどき」、「大根餅」、「擬製豆腐」、そしてレモンドレッシングのかかったサラダです。
擬製豆腐はまるでキッシュの様。大根餅はモチモチしていておいしいし、牡蠣もどきは私が大好きな精進料理の一つなので、とてもうれしいです。

持ち回りの食の研修会18回目は「HAPPY TABLE 」最後のご飯ものがこちら、玄米小豆粥と漬物とお味噌汁です。
このコース、精進料理の原点に返ったようで、なんだかこの時期にふさわしく感じました。

持ち回りの食の研修会18回目は「HAPPY TABLE 」最後のデザートは、「練り切り」と「苺入り甘酒」です。
ねり切り、かなり手間がかかるんですよ。しかも美しく桜の花びら仕立てに成型されていますね。
押し型などで作ったのではなく、手で成形したそうです。
すごい器用!!。私がやったら「オブジェ」になってしまいそう!!。(笑)

持ち回りの食の研修会18回目は「HAPPY TABLE 」ねり切りの中には、抹茶の餡まで入っています。
今回はすごくさっぱりとしていて、すごくお腹にも優しい料理の数々、さすがに精進料理といえるコースでした。
しかし、こうして同業者で集まって、情報交換しながら過ごすことって、すごく大事だとつくづく感じました。
特に今大変な時期ですからね。
そしてこれだけの料理に手間暇かけて作ってくだっさった「HAPPY TABLE 」の杉村さん、ご馳走様でした。そしてお疲れ様でした。
なんだか良い集まりになりましたよ~~。
メンバーの元気な姿を見ると、自分も元気が出てきますからね。

持ち回りの食の研修会18回目は「HAPPY TABLE 」「HAPPY TABLE 」さんのお家の前の桜の木が満開です。
そしてその花の向こうには、満月がぽっかりと浮かび、ファンタジックな夜の風景が広がっていました。

関連記事