旧友と再会
2018年12月8日(土)、ランチをヴィーガン・レストランGreen pointで食べた後、私たちの向かったところは、クスコの中心の広場「Praza de almas」のすぐ近くにある、この辺りでは老舗のペルー料理レストラン「Pucara(プカラ)」です。
レストランのハシゴ・・・と言う訳ではありませんよ。(笑)
実はこのレストランこそが、今タンボ・ロッジでペルーを中心としたアンデス料理を出しているきっかけとなったレストランだからです。
このレストラン「プカラ」はちょっと変わり種のレストランです。
それはね、シェフが日本人なんです。
でもペルー料理、特にクスコ地方の料理を売り物にしているのです。
そして昨年で30周年を迎えたそうです。
すごい歴史がありますね。
もともとフランス料理の仕事を日本でされていたこのレストランのオーナーの鈴木さんは、ある一枚の写真をきっかけに、ペルーへ渡ったそうです。
その写真は、ペルーで会食をする人たちの白黒写真だったそうです。
ペルーに渡り、首都リマのペルー料理のレストランで修業され、しばらくしてクスコへお店を出したんですね。
私たちが初めてペルーを旅行して、クスコへ行ったのが1983年だから、その時はこのレストランはありませんでしたが、そのあと、1990年から毎年のように行くようになった時は存在していました。
そしてそこで食べるペルー料理のおいしいこと!!。
当時私は写真を仕事としていて、ペルー料理の記事を書く依頼を受けていました。
そこで日本語で話ができる鈴木さんに助けを求め、ペルー料理のノウハウやら食材の話をお聞きしました。
もちろんレシピもいくつか教えていただきました。
当時の私はまだ片言のスペイン語しか喋れませんでしたから、本当に助かりました。
そんな経緯で、鈴木さんともう知り合ってから28年にもなります。
クスコへ行くと、必ずこのお店には足を運ぶ私たち。
お店は当時とほとんど内装などが変わっていなくて、すごく懐かしい、ノスタルジーに浸れる場所なんです。
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久しぶりにレストラン「Pucara」のオーナーシェフの鈴木さんと再会。
私たちはクスコが10年ぶりなので、鈴木さんとも10年ぶりにお会いしました。
お互いそれなりに歳をとりましたねぇ。(笑)
このレストランのおいしいコーヒーとプリンをいただきながら、お話に花が咲きました。
昔話や10年間の空きがある間の話やらで、話題が尽きることがありません。
ついつい話し込んでしまいました。
しばらくすると、鈴木さんのパートナーのきんちゃんもやって来て、さらに話が盛り上がります。
一回では話しきれないから、この後何度か私たちは足を運びました。
クスコ最終日の前の日には、懐かしい私のペルー料理の原点となった料理を食べに行ったりして、楽しい時間を過ごすことが出来ました。
鈴木さん、きんちゃん、ありがとうございます。