パステルカラーのアンデスの春
2008年12月 6日(土)になりました。
この日は、私たちが滞在しているCusco(クスコ)からバスでおよそ10時間行ったところにある町「アンダワイラス(Andahuaylas)」へと向かいます。
アンダワイラスへは、私たちは2002年に一度行ったことがあるんです。
この町の「日曜市」が有名で、露天が1000軒以上も出るんですよ。すご~~~い💥。
その日曜市をもう一度見たくて、今回訪ねてみることにしたんです。
日曜市などは、アンデスの食文化を知るのにもってこいの場所ですし、この町の日曜市は、とにかく規模が大きくて、近隣に有名な市ですからね。
バスは早朝クスコを出発しました。
途中の「Abancay(アバンカイ)」までは「舗装道路」です。
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この道の最高地点、およそ4300mの峠からは、雪をかぶった「Salcantay(サルカンタイ)」(標高6271m)が雲の間からチラッと顔をのぞかせてくれました。
素晴らしく綺麗で美しい瞬間です°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°✨。。
朝早いバスなので、お世話になっている「NAO」さんが、おむすびを作って私たちに持たせてくれました。
そのクスコから持ってきた「おむすび」をパクつく支配人。(笑)
ペルーでおむすびなんて、うれしいですね。
「Abancay(アバンカイ)」の町で、お昼ご飯となりました。バスは小さなドライブインに止まります。
この町は比較的標高が低くて、2378mです。なんだか空気が濃いですよ~~。(笑)
ドライブインでのランチは、肉がないメニューが選べたので、時間が30分しかないけれど、この日のセットメニューをさっそく注文しました。
写真が「Sopa de casaソパ・デ・カーサ」、我が家のスープという名前です。つまり、日本でいう「本日のスープ」ということですね。
カボチャと粗挽き小麦粉(セモリナ粉)を使ったスープです。
そしてこの写真がメインディッシュの「Locro de zapallo(ロクロ・デ・サパージョ)」です。
これはカボチャのペーストに、色々と野菜が煮込んである、アンデスの定番メニューです。
今回の旅でもあちこちで食べました。
ここのは最初に「うまいっ❣❣」と感じたんですが、食べ進むと、どうも「うまみ調味料Ajinomoto」の味がしました。
こんな所にも進出しているんですね。びっくり💥とともに、がっくり😲😞。
まっ、しょうがないですね、何しろドライブインですから。(笑)
アバンカイの町を過ぎるとさらに標高を下げ、バナナが茂り始めたころに、アマゾン川の源流でもある「Rio Pachachaca(リオ・パチャチャカ)」を渡り、道は「未舗装」となり、砂埃を立てながらバスはのろのろとアンデスの山を登っていきました。
標高がぐんぐんと上がります。すると、眼下にアバンカイの町が見えました。
まるで航空写真のようですが、これってバスの車窓から撮った一枚なんですよ。
すごい高度を上ってきたんですね
あちこちの畑が緑色に代わり始める春の季節です。
こちら側の家と、谷の向かいにある道路と畑。
直線距離では近いんでしょうけれど、標高4500mのここから、標高1000m以下の「パチャチャカ川」を渡り返さないとお向かいには行けないんですよね。
谷一つ違うと文化が違うといわれることが良く理解できました。
これではなかなか行き来がしにくいですから、特に車のなかった昔はねぇ。
春のアンデスのパステルカラーです。雨が少し降り始めるこの季節、畑は「赤茶色」から少しずつ「緑色」に変わっていくんです。
山のてっぺんまで畑ですね。
豊かなアンデスの、煙るような春の風景です。
アバンカイの町から「がたがた道」を行くことおおよそ5時間、お尻が痛くなる頃に私たちは標高2836mの「Andahuaylas(アンダワイラス)」の町に着きました。
あ~~~疲れたべ~~😞!!。
のんびり夕食を食べて、明日の「日曜市」を楽しみに、早く休むことにしましょう。