2008-12-02

Cuscoの市場にて

2008年12月 2日(火)、Cusco(クスコ)ではいつも友人宅にお世話になっています。その友人宅から歩いて約15~20分くらいのところには、大きい市場(Mercado)があります。
朝起きて、軽い朝食の後、その市場へ行ってみることにしました。
市場の名前は、「Mercado de  Wanchaq(メルカード・デ・ワンチャック)」です。
アンデス原産のものから、そうでないものまでたくさん売っています。
いまさらながら、標高差が激しいアンデスの豊かさに驚いてしまいました。

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Cuscoの市場にて市場は大きいので、出入り口があちこちにあります。しかし、その出入り口だけを見ていると、中の大きさがわからないんです。
だってこんなに小さい出入り口だもの。まるで小さなレストランかと思っちゃいますよ~~。(笑)

Cuscoの市場にて市場に入って、まず目に付いたのはアンデス原産のカボチャ。すごくでっかいので、丸ごと買う人はいません。(重くて持てない)
切り売りしています。
それにしても、でっかいな~~💥!!❣

Cuscoの市場にておお~~、この地では「Moraya(モラヤ)」と呼ばれている、「白チューニョ」が山盛り売られていますね。
こんな市場、タンボ・ロッジの近くにあったら便利で良いなぁ~~。(笑)

Cuscoの市場にて「白チューニョ」と「紫トウモロコシ」です。紫トウモロコシは、煮出してジュースの色付けやデザートに使います。

Cuscoの市場にてこちらでは、チューニョを水に戻し、すぐに使える形にして売っています。こんな感じで売られていると、実に便利ですね。
いいな~~~うらやましい”(-“”-)”
日本でも早くこうした光景が見られるといいと思うのは、もしかすると私だけかもしれませんけれど・・・(笑)

Cuscoの市場にて白チューニョの量り売りです。市場ではこうして必ず「量り売り」しています。
日本のようにパッケージして売っているわけではないので、必要な分だけ買うことが出来、実に便利です。
商売の原点ともいえる「対面販売」ですね。
実はわたくし、翌日(12月3日)に、友人宅でチューニョを使ったTambo Lodgeのオリジナル料理を作ることになっているので、この時に原料を調達しました。

Cuscoの市場にて雑穀やトウモロコシの粉なども沢山売っています。

Cuscoの市場にて「空豆」です。熟して「種」になっているものです。
日本ではまず「種」の空豆を売っているのを見ることが出来ません。
未熟なものを好んで食べるからなんでしょうけれど、「種」にした空豆を水に戻して煮ると、色が茶色くなり、実においしくいただけます。
これって実は私は大好物なんです。
日本でもこうして売っていないかな~~~と思うのは、私だけでしょうか??

Cuscoの市場にて別の品種のそら豆の種です。「種」といっても、水に戻して炒めてから茹でて食べるんですけどね。
日本では「未熟」でしかそら豆は食べません。しかし大豆は、未熟な「枝豆」と、種になった「大豆」を食べますよね。
ペルーではそら豆がそんな感じで売られています。

Cuscoの市場にてハーブや薬草も沢山売っています。

Cuscoの市場にてこれがこの前のページの料理のところで紹介した「Olluco(オユコ)」というツルムラサキ科の芋です。
ずいぶん黄色いですね。
このおいもは、実は「シュウ酸」が多いのです。だからあく抜きが大切です。

Cuscoの市場にて「Olluco」をこの写真のおばさんが、細長く切っています。(ささがきのようにする)
そのささがきのようにした後、水にしばらくつけて「あく抜き」をします。Ollucoは、「シュウ酸」が多く、あく抜きしないと食べられないほどなんです。
そしてそのあく抜きしたものを、茹でたり炒めたりして料理に使います。
ここまでやってくれていたら、楽だろうな~~~(^^♪
日本でもこうして売っていたらいいと思うのは、私だけでしょうか???(笑)

Cuscoの市場にて下処理したのちに、袋に詰めていろいろな野菜が売っていました。これ、便利ですね。

Cuscoの市場にておお~~、「黒チューニョ」まで水に戻して売っています。
黒いチューニョは水に戻すのに二日ほどかかりますから、計画的に料理をしないといけないんですよ、普通は。
しかし、市場でこんなの売っていたら、めちゃくちゃ楽ちんじゃないですか!!。
この市場の近くに引越ししたいくらいですよ~~、わたくし。(笑)

Cuscoの市場にてほらね、水に戻してすぐに使えるようになった、白と黒のチューニョを売っています。すごいですねぇ。

Cuscoの市場にて「Hongo(オンゴ)」キノコです。
日本のキノコのように、たくさんうまみが出るわけではなく、それほどおいしくないそうです。
こればかりは日本のほうが豊かだと思いました。だって標高の高い高地は木が少ないですからね。

Cuscoの市場にて「Aguaymanto(アグアイマント)」と呼ばれる「食用ほおずき」です。
最近は日本でも「インカベリー」なんて呼ばれるようになり、あちこちで見かけるようになりましたね。
これはペルー原産の果物と言うか、野菜なんですが、トマトの親戚で(茄子科です)、だいぶ陰性の強い食べ物と言う感じがします。

Cuscoの市場にてこれはアマゾン原産の「Yuca(ユカ)」と呼ばれる芋です。
日本では「キャッサバ」と言ったほうがわかりやすいかもしれませんね。「タピオカ」の原料の澱粉が取れるお芋です。
味はと言うと、「粘りのない山芋」という感じです。やや繊維が目立ちます。
でも、蒸かしたり、フライにするととてもおいしいです。
日本でもこうして売っていたらいいと思うのは、私だけでしょうか???(笑)

Cuscoの市場にてオリーブの実も、塩水漬けになって売っていました。もちろんグリーンとブラックがあります。
これ、作り手によって味が違うので、一粒味見させてもらってから買わないと、あとで後悔することが時々ありますからね~~。(笑)

Cuscoの市場にてフレッシュジュースを売るお店のコーナーです。
その場で何のフルーツがあるかを聞いて、「これ」と名指しをすると、作ってくれるんです。
もちろん「砂糖抜き」も作ってくれます、というか、言わないと必ず砂糖を入れられてしまいます。(笑)
でもフレッシュジュースなので、すごくおいしいですよ。

Cuscoの市場にてちなみに私たちが飲んでいるのは、なんと!!❣贅沢にも「マンゴー100%」のジュースです。(砂糖抜きで頼みました)
うおおおおお~~~!!❣おいし~~~~💥💥💥(笑)

Cuscoの市場にて「世界3大果実」と言われる「Chirimoya(チリモヤ)」を見つけました。
この時期はちょっと季節はずれなので、あまり見かけませんでしたが、さっそく買って食べちゃいました。
うおおおおお~~~!!❣おいし~~~~💥💥
と言いたいけれど、ちょっと季節はずれだけあって、最盛期のおいしさではありませんでした。⤵
残念無念😢😢。
味は、「濃厚なカルピス味」なんです。すごくおいしいんですよ。ちなみにこれもペルー原産です。

Cuscoの市場にてでは最後に「チリモヤ」を売っているお店のお母さんと娘さんと私たちで記念撮影です。さあ、笑って笑って😊。
それにしても「母」と「娘」、よく似ていること・・・・❣❕!(笑)

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