夕暮れの「曹渓寺(チョゲサ)」&精進料理のレストラン「鉢孟供養(パルコンヤン)」
この記事は2024年11月26日~12月4日まで、私達がお隣の国韓国を食べ歩いた時のことを後から記事にしたものです。
2024年11月28日(木)、この日はソウル郊外の陶芸の町に出てみたけれど、大雪で動きが取れずに這う這うの体で引き返し、辛うじて「文陶房」に立ち寄れて本当にラッキーでした。
しかし、まだまともな食事をしていない私たち。
実はこの日の夕食は、ソウルの旧市街にある韓国一の仏教宗派のお寺の「曹渓寺(チョゲサ)」の近くにある、このお寺が経営する有名な精進料理のレストラン「鉢孟供養(パルコンヤン)」で精進料理のコースの予約をしてあったんです。✊
この日の唯一のまともな食事を楽しみに、まずは予約の時間までの空き時間に、夕暮れのお寺を散策しましょう。
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冬の日没は早いです。午後6時ころにはもう暗くなり、ライトで照らされたお寺が美しく見えました。
ではお寺の中に入り、散策しましょう。まだまだ雪が残る寺の境内。
まるで狛犬のような「ヘチ」と呼ばれる守り神。背中の雪がかわいいです。🥰
高層ビルに囲まれた立地にあるお寺。新しさと古さが混在する町です。
鐘撞堂では、太鼓が打ち鳴らされ、梵鐘も鳴り響き、荘厳な時が流れます。
さて、予約してあった午後6時半になりました。
「曹渓寺(チョゲサ)」から大通りを挟んだ向かい側にあるこのお寺所有のビルの5階にある精進料理のレストラン「鉢孟供養(パルコンヤン)」へと向かいます。
今回頼んだコースメニューがこちら。
前回の時(2017年)には日本語メニューもあったんですが、日本人はあまり来ないのか、今回は英語とハングルのメニューしかありませんでした。
さあ、コース料理の始まり始まり。この日の初めてのまともなっ食事ですからね、お腹めちゃすきましたよ~~~。🤣
まずはカボチャのお粥(結構なめらかです)と大根キムチ、マッシュルームを巻いた巻物(一番左)です。
4人で取り分けるメニューが3つ、最初はマッシュルームのコチュジャン和えです。
2つ目は蓮根の松の実ソース和え。なんとも贅沢でおいしい料理です。
3つ目は定番の「チャプチェ」。胡麻の香り高くておいしくいただきました。✊
おいしそうなご理想を前に、皆様うれしそうなお顔。そりゃあそうですよね、この日は朝抜き昼はコンビニのパンと屋台のたい焼きだけでしたから。
前菜が一堂に出てきました。これは一人一人に出されるプレート。
スープは「荏胡麻のスープ」、味付き精進餃子(ニンニクは無し)、小さいジョン、豆腐などと、冷麺が付いています。
これがその冷麺。ピリ辛でコシガあって、とてもおいしいです。梨を摺り下ろして入れているようです。
こちらは冷麺の横についていた、椎茸と大豆たんぱくの煮物。
韓国らしくコチュジャンが使われていて、甘辛で、噛み応えがあり、とてもおいしくいただきました。
ご飯ものについているおかずたち。ナムルや精進キムチ、朝鮮かぼちゃなどです。
そして蓮の葉に包まれたご飯と、季節のスープのメインディッシュのプレート。
最後にお茶(切り干し大根のお茶)とデザートとして、一口サイズの胡桃を包んだ干し柿です。
干し柿、もっと欲しいなぁ~~~。🤣
お腹いっぱいに満足して精進料理のコースをいただきました。
宿までの帰り道、宿の近くの「広蔵市場(カンジャンシジャン)」を通って帰りましょう。
市場の屋台の喧騒、先ほどの落ち着いた精進料理のコース、この対比がとても面白く感じられました。
色々と大変な一日だったけれど、旅はやはりこれが一番の思い出に残るんだろうなぁ~~という思いを感じました。