絶景のアンデス越え(Yungay~Yanama)
2016年11月10日(木)、アンデス越えを絶景ルートでするために、私たちは前の日にスタート地点の「Yungay」の町までやってきて、ホテルに1泊しました。
朝7時より少し前に、乗り合いタクシーの「コレクティーボ」が出るバスターミナルへと向かいます。
実はこのルート、私は2005年に通っているんです。
その時はなんと!!3泊4日のトレッキングをしたのです。
しかし今はトレッキングをした乾期の6月と違って、雨期に入るころです。
そうでなくても午後からは雲が多くなり、山が隠れてしまいます。
前日は霊峰「Huantsán」を一瞬だけしか見れなかった私たち。(見られただけで感動モノでしたが)
この日は果たしてどうでしょうか。
しかし朝は快晴。☀☀期待は膨らみます。
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早朝のユンガイのアルマス広場からは、ブランカ山脈とサンタ川を挟んて対峙するネグラ山脈が良く見えました。
雲一つない晴天に、期待は膨らみます。
「Yungay」から絶景ルート経由でサンタクルス谷のトレッキングコースの起点「Vaqueria」を経由して、「Yanama」まで行くコレクティーボが並んでいます。
もうすでにトレッキングに向かう人たちの荷物が積まれていました。
私たちは3人だから、乗れる車に案内してもらい、いざ定刻に出発!!。
終点の「Yanama」を目指します。
バスはどんどん坂を上っていきます。
しばらく走ると、美しい紫色の花が咲くジャガイモ畑とV字にぱっくりと口を開けた「Llanganuco(ヤンガヌコ)」谷の入り口と、氷河を戴いた尖がった名峰「Huandoy(ワンドイ)」標高6395mが見えてきました。
このワンドイは、ワラスからはペルー最高峰のワスカランの横に見える山で、良く歌にも歌われているとても美しい山です。
ヤンガヌコ谷に入ると、山の峰越にペルー最高峰(アンデス全体でも3番目に高い)「Huascaran」の北峰(標高6655m)が見えました。
ワスカランは双耳峰です。
美しい氷河湖の「ヤンガヌコ」に到着です。
ここで一休みの休憩タイム。良いところで休んでくれますね、本当にありがたいです。
湖の向こうには、ユンガイの町からも見えていた「黒い山脈」が見えています。
トレッキングツアーのメンバーもきれいな景色にとても喜んでいます。
これから向かう「ヤンガヌコ峠(標高4767m)」の横にある山、「Yanapaqcha(標高5460m)」が見えてきました。
あのすぐ横の峠を越えるのかと思うと、すごい!!、と感動します。
「Huandoy」が近くに見えてきました。しかし!!、すでに雲がかかり始めています。やはり雨期だからね。
ヤンガヌコ谷の奥に広がる氷河の山が一堂に眺められました。
右から「Yanapaqcha(標高5460m)」、真ん中が「Chacraraj(標高6112m)」、左が「Pisco(標高5762m)。
白い屏風のような山々はとても壮大な長めです。
お~~、一瞬だけれど、「Huandoy(標高6395m)」(左)と「Pisco(標高5762m)」が見えました。
素晴らしい!!。
先ほど休憩した「ヤンガヌコ湖」が眼下に見えています。雲が少しかかって入るけれど、ワンドイもよく見えますね。
九十九折の道とペルー最高峰の双耳峰のワスカランがすぐ近くに見えてきました。
向かって右側の北峰が標高6655m、左の南峰が最高峰で標高6768mです。
しかしながらこの九十九折の道もすごい。
高所恐怖症の支配人は山がこんなに見えなかったら、きっと恐怖におののくことでしょうね。(笑)
晴れていて助かります。
ペルー最高峰のHuascaranのアップです。☀それにしても素晴らしい天気。
Huascaranの隣にある山は、「Chopicalqui(標高6354m)」です。この山も素晴らしい!!。
おお~~、氷河湖の「ヤンガヌコ」が良く見えます。あそこで休憩したけれど。車だと本当に楽に登れます。
峠の目前の絶景地点で再び休憩が入ります。うれしいですね、良いところでの休憩は。しかし支配人は崖側に近寄ろうとしません。(笑)
標高4767mのヤンガヌコ峠を越え、反対側へと進んでいきます。(こちらはアマゾン側です)
道は下り始めました。小さな氷河の雪解け水をたたえた池とChopicalquiが見えています。
小さな池の傍を、くねくねに曲がりながら道は下って行きました。
集落が見えてきました。まもなくトレッキングの人たちが下車する「Vaqueria」です。このあたりから畑が出てきます。
Vaqueriaに到着しました。
氷河の山を振り返ると、もう結構雲がかかっています。
なんてラッキーなんでしょうか!!。
トレッキングツアーのメンバーたちは全員ここで下車しました。
私たちの目的地(終点)、「Yanama」までは、地元の人数人と私達だけとなり、ミニバスは出発しました。
終点の「Yanama」に到着しました。広場には、観光案内版が立っています。
終点の「Yanama」、こんなに山を越えてきたのにも関わらず、とてもきれいなアルマス広場にびっくりです。
ここで乗り合いタクシーの運転手が私たちに聞きました。
「君たちはどこまで行くのかね?。今日ここに泊まるのか?。」
私たちは「Pomabamba(ポマバンバ)」まで行きたい、ここからコレクティーボはあるんですか?。と聞くと、あっさりと「ないよ」だって。
あちゃ~~!!、ポマバンバまでの公共交通機関がないと、元来た道を戻るしかないということになってしまいます。
しかし、運転手曰く、「タクシーがあるぞ、聞いてみようか?。」だって。
それはありがたいです。
その場で携帯電話で聞いてみる運転手。
こんな田舎でも皆携帯持っているのね。時代は変わったなぁ~~。
携帯持っていない私たちには想像できない時代です。(笑)