「Akelare」での私たちのメニュー
前の記事(ミシュランガイド3つ星レストラン「Akelare」)からの続きです。
2013年11月3日(日)、バスク地方食べ歩きのメインイベント第2弾、ミシュランガイド3つ星レストラン「Akelare(アケラレ)」で、私達が食べた料理を紹介しましょうね。
先日の「ムガリッツ」程の奇抜さはないけれど、どれもおいしく、「正統派」を感じさせる料理の数々でした。
どちらかというと、私はこちらの方が断然のお気に入りです。🥰
今回は人数が全部で5人いましたが、3つあるコースの中から、4人が同じものを選び、1人が別のを選びました。
さすがに3つ星レストランともなると、お互いに、「それ一口頂戴」と言うことができない(やればできるかもしれないけれど、恥ずかしい😶)ので、それぞれに、自分のコースを堪能すると言う感じでいただきました。
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さて、最初に出て来た美しいお皿。
これは皆共通の、日本的に言うと言わば「付け出し」の様なものです。
「海のお庭」と題されたプレートです。
まず、一番下に敷いてある海の「砂」は、実は「海老」の殻を細かく砕き、焙煎したもので、もちろん食べられます。オシャレ~~~。°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°✨
そして、左から右へ、「牡蠣」の味がする葉っぱ。⇒
「ムール貝」・・・殻が作り物で、そのまま全部食べられます。⇒
良く海岸に転がっている様なサンゴのイメージの「ウニのスポンジ」。これは、スポンジ部分がなんと!!玉ねぎを入れたパンで、中にウニのペーストが入っています。 ⇒
緑の物は「海岸の石」。エシャロットとトウモロコシでできています。スナック菓子の「とんがりコーン」の食感ですよ。 ⇒
そして一番右は、サンゴに見立てた「フジツボ味の天婦羅」です。
見た目にとても美しいし、味もおいしいです。
主食のパンがもうすでに出てきました。これは食べてなくなったら、すぐにおかわりを持ってきてくれます。
食べ過ぎに気お付けないと・・・ね。(=^・^=)
海老の下に石が敷いてあります。火山の石だそうで、そこに「ワイン・スピリッツ」を注いで・・・・
美しく盛り付けられて・・・・・
丁度良い焼き加減で、海老の味が、海老の身の中にもしっかりと染みて、めちゃくちゃおいしい!!!!。❣💥。🤗
「頭の部分を吸うことをお勧めします」とメニューに書いていありましたよ。
これは私は食べていません。
別のコースを頼んだYさんの、先ほどの「海老」に相当するプレートです。
左のは、「ご飯」ではなく、ご飯の様な粒パスタ、右はどうやら「ブリニ」というロシア料理のパイ包みの中に、「蟹」が入ったもののようでした。
オシャレに出て来た「イカロール」とイカスミのソース。
ソースの中に浮かんでいるのは、なんとお米の「ポン菓子」(もちろん甘くない)
これは面白いアイデアだと思いました。
「生パスタ」のカルパッチョ。
でも、そのパスタに、バスク名産の「ピッキージョ」と呼ばれる、香りの強いパプリカをマーブル状に練りこんで、「イベリコ豚の生ハム」をイメージした・・・とお品書きには書いてありました。
これ、やってみたい!!。作ってみたい!!。❣💥。
「メルルーサ(白身魚)」の頬肉に、ムール貝をブレンドしたソースが添えてあります。
なんだか「和」のテイストの様。
さて、次のお皿は・・・・これは別のコースのYさんのプレート、「バカラオ(塩鱈)の箱」と言うネーミングの料理です。
木の削りくずの中に、「塩鱈」が入っています。
そしてソースが入ったお皿。
目の前で盛り付けると、こうなります。「木の削りくず」は、実は「鰹節」の様なもので食べられるみたい。
そして、「塩鱈」は、塩抜きして、「ポン菓子の挽き割り」がまぶされています。
気になる下のソースは、「赤くないトマトのソース」ですって!!。
こんなトマトの使い方もあるんですね。味見たいっ!!。❣💥。🤤
これは私に出て来たプレート。
「ハタ」と言う白身魚と、横に添えられているのはその卵かと思いきや、「クスクス」をさらに細かくして、魚の卵のように作ったものなんです。
これも良いアイデアだな~~~。
このシェフ、ベジ料理もできるんじゃないの!!。
そして目の前でさらに・・・・・
「エスプーマ」により、泡が添えられました。これが「波の泡」だそうですよ。
良く、海が荒れた日に、岩場にうちつけられていますもんね、泡が。それを現した料理です~~。
面白い!!!。°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°✨
ここで私たち2人は魚メニュー。他の人たちは肉メニューです。
これは「ヒメジ」と言う白身魚。
さらに周りのまるでパスタの「フジッリ」の様なものは、実は寒天で固めたソースで、白いのがにんにくソース、緑のがパセリソース、そして茶色いのは、なんと「醤油」のソースです。
ここでもやはり和食が意識されています。
肉の人はこちら、豚肉料理ですが、豚の形をしたチップスが付いていますよ!!。
遊び心がありますね。
料理の部が終わり、スイーツの部に移る前に、このお店のシェフ「ペドロ・スピハナさん」の挨拶です。
スピハナさんは、「バスクの食の改革」をリードした、有名シェフなんですね。
ここでお会いできて、とてもうれしいです。
結構お腹いっぱいだけど、スイーツは「別腹」ですからね。4人のコースの人のスイーツの最初はこれ。
泡は「エスプーマ」を使い、「羊のミルクのアイスクリーム」です。
早く食べないと、融けてしまう!!!。❣💥。(笑)
まるで「綿菓子」の様なアイスクリームにびっくりです。
真ん中のは「アーモンド」と砂糖で作った、卵の「黄身」をイメージしたお菓子ですよ。
そしてさらに、ユニークなスイーツが・・・・「剥いた桃」と言う名前です。
その通り、ももの皮が剥かれていて・・・・・でも、その「皮」が作り物のお菓子で、食べられちゃうんです。😱
そして中身が砂糖なしの桃とアーモンドのアイスクリーム。
これがめちゃうまでした。🥰
別コースのYさんのスイーツは・・・・・
「ミルクとブドウと、進化したワイン」と言う名前のスイーツ。
その名の通り、葡萄と、色々なワインを味のベースにした、ミルクを使ったスイーツです。
これも食べてみたいっ!!!。
追加で注文ってできないか、聞いて見ればよかった!!!。と後悔しています。😢
さらに、これも食べていないスイーツ。フルーツから作った様々な葉っぱのお菓子と、オレンジムース。
これもおいしそう!!!。
ムースはこれくらいの厚みで均一に敷いてありました。これも食べてみたいっ!!!。
こちらは本当に、一昨日のムガリッツと違って、「正統派」だな~~、と感じました。
そしてとてもおいしかったし、ベジタリアン料理のヒントがいくつも隠されていましたよ。素晴らしいです。
有名シェフ、スピハナ氏に、乾杯!!🍷
そして、ご馳走様でした。
あの流血事件を乗り越えて、ここまで来れたことに、深く感謝です。!!💛
おいしかったね~~、一緒に行った皆様。ヽ(^o^)丿
大満足!!!🥰🥰🥰。