2008-11-21

ポトシの夜&夕食

2008年11月21日(金)、さて、夜になりました。
季節は初夏(南半球のため、日本の逆)というのに、標高4090mのポトシの町は冷え込みます。
そんな中、お昼に約束したチューニョ料理を食べるべく、レストラン「Potocchi(ポトチ)」へと向かいます。

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ポトシの夜&夕食レストラン「ポトチ」の目の前の、ライトアップされた教会がとてもきれいに見えました。°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°✨

ポトシの夜&夕食レストランの中では、こんなシンプルな「ガスストーブ」が活躍しています。
何しろガスボンベから直接だもんね。
日本だったらこういうストーブは、絶対に発売禁止になるだろうな~~なんて考えちゃいました。
でも、私たちを温かく迎えようという「誇り高きケチュア人」のオーナーさんの心が伝わってきて、身も心も暖かです。(⋈◍>◡<◍)。✧♡

ポトシの夜&夕食寒い夜には、まずは温まる食前酒から・・・✌
これは「Chicha de jora(チチャ・デ・ホーラ)」という、アンデスの大衆的な「トウモロコシのどぶろく」です。
トウモロコシの種を発芽させて「麦芽糖」を抽出させ、それをつぶして煮込み、酵素を添加して甘くした後にイーストを入れて発酵させて作ります。
アンデスでは、「自家醸造」が認められています。
そしてそれを売ることもOKなんですよ。
日本と大違いですね。
禁止してしまうと、「醸造文化」が廃れてしまってよくないと思うのは、私だけでしょうか??💥。

それにしても、この「トウモロコシのどぶろく」とってもおいしいです。
まるで少しこってりしたビールのような感じで“ぐいっ”と飲んでしまいました。🍺
度数は、ビールよりも少し少ない感じです。

ポトシの夜&夕食さて、こちらが楽しみにしていた「白チューニョ」のクリームスープです。(Crema de chuño)
チューニョの固形分は入っていませんでした。
粉にして使ったそうです。
とてもクリーミーでおいしいです。😊
人参とチューニョ粉、クリームとにんにく、パセリなどで作っているということでした。

ポトシの夜&夕食水に戻した「白チューニョ」を見せていただきました。
ずいぶん小さいですね。
オーナーさんに聞いてみたところ、小さい白い「凍結乾燥じゃが芋」のことを、ポトシでは「Chuño blanco(チューニョ・ブランコ)」と呼んでいるそうです。
ボリビアでは普通、白いチューニョのことは「Tunta(トゥンタ)」と呼んでいると聞いていたので、訊ねてみると、
「トゥンタ」はもっと大きいそうです。
地域によっていろいろな呼び方があるので、なんだかだんだん解らなくなってきて????????という気分です。

ポトシの夜&夕食メインディッシュはやはりアンデス原産の雑穀、「キヌア」のごはんと、「にんにくのソース」を頼みました。(標高高いから、少食にしました)
その後、誇り高きケチュア人のオーナーと、いろいろと話し込んでしまいました。(笑)
こうして寒いポトシの夏の夜は更けていくのでした。

ポトシの夜&夕食人通りがぐんと減った夜の街の通りを、歩いて近くにおホテルに帰りましょう。
この時間はかなり寒いですよ~~。さすが標高4090m!!初夏とはいえ、侮れません。

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