オーガニック・コーヒー農園「Don Elias」を見学
2016年12月6日(火)、いよいよオーガニック・コーヒー農園を見学します。
コーヒーの産地を訪れ、その栽培の模様を見学するのは私は初めてです。
オーガニックでどのように育てているのかということも興味があるし、どのような苦労があるかということも知りたいし、いろいろと知っていると楽しいですからね。
では農園ツアー、始まりです。
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オーガニック・コーヒー農園の「Don Elias」に到着しました。
コーヒー農園見学ツアーは時間を決めて行われています。次の時間を待つ参加者たちがベンチでくつろいでいました。
色々な国からの方たちがいて、国際色豊かです。
農園の愛猫もツアーについて来ました。愛想の良い猫ちゃん。誰にでもなついてかわいいです。
しかし、ガイド役のお兄ちゃんは「しっしっ!!」と追っ払っています。(笑)
見学ツアーには邪魔なようですね。
初めて見る「コーヒーの花」。コーヒーの実が熟すと赤くなるのは知っていましたが、花を直接見るのは初めてです。
こんなに細長いとは驚きでした。😱 正確にはこれは蕾だそうです。
蕾は20時間くらいで咲き、花が咲いてから6か月後に実になるそうです。
コーヒー農園の中にもたくさんのバナナの木が・・・・。
実はコーヒーの木は、花が咲いて実が生る時に水をたくさん吸収するそうです。
バナナの木はなんと!!、保水力があるので一緒に植えておかないといけないそうです。
だからコーヒーの副産物として、バナナが大量にあるのね、コロンビアは。だから毎日の食事にも付いてくるのね、バナナが。
疑問が解けましたよ。
コロンビアやエクアドルはコーヒーの産地ですがバナナの産地でもある・・・。
しかしわたくし、もう焼きバナナ、飽きました。😫(笑)
農園の斜面につけられた作業道を見学ツアーは進んでいきました。道すがら、バナナが多いこと!!。(笑)
色々と説明してくださるのは、入れ墨をしたお兄ちゃん。彼は英語が得意らしく、説明もほとんど英語です。
私はスペイン語にしてくれと頼むと、渋々かいつまんで話してくれました。
だって私、英語全然出来ないんだもの。(笑)スペイン語と日本語しか出来ません。
なんたって不便な人種ですから、わたくし。😆
赤く熟し始めたコーヒーの実。
赤い皮を剥いて、中のじゅくじゅくした薄皮を食べてみると、なんだか甘い!!。すごい、不思議な味。
山に生る「アケビ」のようなほんのりとした甘さです。これ、おいしい!!❣💥。
熟し始めたコーヒーの実。この写真の赤くなったものくらいの色の物を収穫するそうです。
コーヒーの実は一気に赤くなるのではなく、少しずつ個別にこの様に赤くなるので、目で見て選びながら収穫しなければいけません。
しかも斜面の中を登ったり下りたりしながらの収穫作業なので、かなりの重労働ですよ、これ。
コーヒー、大事に飲まなくっちゃね。☕
真っ赤に熟した「コーヒーチェリー」。赤く熟したコーヒー豆の実を「コーヒーチェリー」と呼んでいます。
しかしこれは熟しすぎですって。赤く熟しすぎると酸味が増すそうです。知らなかった😱。
パイナップルも植わっています。
コーヒーの木は、20年ごとくらいに植え替えて、新しく植えてから2年目から実をつけるそうです。
しかし、続けて植えることはせず、パイナップルと交互に植えるそうです。だからあちこちにパイナップルもあるんですね。🍍
おいしそう!!(笑)。
収穫したコーヒーチェリーはこの機械にかけて、甘い薄皮を残して皮を剥いていきます。
雨が時々降る気候なので、天幕を張った乾燥場に並べて天日干しをすると、甘い薄皮が乾いて簡単にばりっと剥けていくんです。
手でも簡単に剝けます。もちろん農園だから、大量にやるので機械で剥くそうですけど・・・。
収穫が終わり、天日干しが完成したコーヒーの「生豆」。これを焙煎すると、香り高いコーヒー豆になるというわけです。☕
この農園では、「鶏糞」を堆肥に少し入れているそうで、残念ながら完全植物性堆肥や自然農法の農園ではありません。
しかし農薬を使わないので、環境にはかなり優しい農園です。