持ち回りの食の研修会15回目は「白牡丹」
2019年 6月5日(水)は、栃木県北部と福島県南部のベジ&自然食系のプロフェッショナルによる研修会の日でした。
この研修会は、地域限定で同業者が集まり、持ち回りで自分の得意とする料理を頑張って作り、メンバーに披露する、研修と情報交換を兼ねた、懇親会みたいなものです。
食べる側はとても楽しい!!。(笑)
作る側は大変だけど、頑張り甲斐がある、とても有意義な会です。
昨日の担当は、黒磯にある「おいしい薬膳 白牡丹」さんが担当です。
さて、どんな素晴らしい料理が出るのか、とても楽しみです。
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この日のメニューが黒板に書かれていました。
なんだかすごくたくさんの種類があり、これを一つずつ頂けるなんて、とても楽しみです。(^^♬♪♬~♫!
白牡丹のシェフのひかりさんから、この日のメニューのざっとした薬膳的な内容の説明から始まりました。
季節の変わり目のこの日、体をいたわりながらのご馳走とは、どんなものなんでしょうか。
まずは前菜の3種盛り合わせから始まりました。
左から、「キャロットリボン、カモミール甘夏マリネ」、真ん中が「空豆豆腐」、右端が「蕪の塩麹豆腐巻き」。
どれも手が込んでいて、そして味がとてもしっとりとしていておいしいです。
カモミールの花も、しっかりと香りが出ていて、甘夏の酸味との相性も良く、すごくおいしくいただきました。
空豆豆腐も、今一番の旬のソラマメを生かし切っているという感じです。
そして蕪の巻き物、これ、めちゃくちゃおいしくてお気に入りの味です。もう一個欲しいくらい!!。(笑)
塩麹で豆腐のたんぱく質が分解され、それが旨味と味を増していて、すごく深い味を出しています。
「新玉ねぎのスープ」。
今まさに新玉ねぎの旬ですからね。そして実に美しく盛り付けられています。
スープの中には、新玉ねぎがゴロンと入っています。
この玉ねぎがとても良い味を出しています。
素晴らしい芸術品のようなプレートは、「旬野菜のテリーヌ」です。
蒸しキャベツに巻かれた旬野菜が、整然と並び、均整がとれています。
丸い上の緑のものは、フキ、オレンジ色が人参、その下が椎茸、そして薩摩芋と黄色いズッキーニと、赤いのはトマトです。
グリンピースも入っています。
ピンクのソースはビーツを使っているからだそうですが、甘めでおいしいソースになっています。
これ、実に緻密で、私に真似出来そうにありません。(笑)
「大根の柚子味噌焼き、春野菜のロースト添え」。
こちらも空間を生かした芸術的な盛り付けです。
シェフのひかりさんは、とても繊細な盛り付けが上手です。
爪の垢煎じて飲まないといけませんねぇ、私なんかは。(笑)
メインディッシュの登場です。
ひじきのトルコ風春巻きと、ピーナッツご飯です。
私は大盛に。(笑)
春巻きも、ひじきをのりに巻いて、それをさらに春巻きで巻くという手の込みようです。
そして春巻きの下のサラダがこれまた絶品です。
ミントのほんのりとした香りと、マスタードの程よい辛さと味がマッチしていて、これだけでも一品になりそうです。
さらにピーナッツのゆで汁と一緒に炊いたというご飯がとてもおいしくて、大盛りのくせに私はおかわりしちゃいました。(大笑い)
2種のソースを付けながら、心行くまで味わいました。
厨房は大忙しです。
食べる方は色々な世間話やら食の情報交換などをしながら、ゆったりと食べられるので、とても幸せなんですが、作る方はねぇ。そりゃあ大変ですよねぇ。
でも必ず自分の番が回ってきますからね。
最後のデザートが、これはまた美しくておいしそうで、素晴らしいです。
左から、「ココナッツミルクのブラマンジェ、甘夏のジュレかけ」、真ん中が「ニューサマーオレンジと苺の米粉のタルト」、そして左下のものは、食べられる花(エディブルフラワー)の押し花のクッキーです。
花弁はバラの花。花系はすべて食べられます。
米粉のタルトの中のクリームが皆様お気に入り、ひかりさんに熱心にレシピを聞いていましたからね。(私もその一人です)
食の研修会が終わりました。
解放感にうれしそうなシェフのひかりさん。
ご苦労様でした、そしてお疲れ様でした。
しかし、これだけの料理を、実はこの日の朝からだけで作ったそうです。
流石、すごいです。
そして次はなんと…タンボ・ロッジが担当だって!!。
えっ、自分の所じゃん!!。(笑)
わぉ~~、今からメニュー構成に取り掛からないとねぇ。
このところ、参加者のレベルアップが著しいので、取り残されないように頑張ります。
本当にゆっくりと、楽しく食事できました。
白牡丹のひかりさん、ごゆっくりとお休みくださいね。ご馳走様でした。そしてありがとうございます。