2012-11-20

支配人が歩けない!!

2012年11月20日(火)、「Carrión de los condes(カリオーン・デ・ロス・コンデス)」から無人の荒野(麦畑しかない)を歩いてきた私たち。
しかし、今日で厳しかった「メセタの台地」が終わります。
軽い持参したランチの後、皆に追い抜かれて、それでもゆっくり歩く私たち。

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支配人が歩けない!!皆が出発した後、のんびりお昼を食べた私たちは、メセタの台地の最後の道に、出発しました。

ああ、また単調な道・・・・
誰もいない静かな道。
静かに風が吹きわたる道。
数え切れないほどの巡礼者が辿った道。
歴史に刻まれた道。

今そんな道を私たちは辿っています。

支配人が歩けない!!やった~~!!。✊。💪💪。ついに「Calzadilla de la cueza(カルザディージャ・デ・ラ・クエッサ)」の町が見えました。
私たちは17Kmの最後を歩き切ったのです。✊。

しかし・・・今まで順調に歩いてきた支配人が、「少し足が痛い・・・・」と急に言い出しました。
泉のある町の入口で少し休憩します。

この先6Kmで「Ledigos(レディーゴス)」と言う町があり、さらに3.5Km先に「Terradillos de los templarios(テラディージョス・デ・ロス・テンプラリオス)」と言う町があります。
みんなは「Terradillos de los templarios」まで行くと言っていました。

さて、どうするか・・・・💦
あと6Kmなら歩けそう・・・と支配人。
ではゆっくりと歩くことにしましょう。

支配人が歩けない!!しかし!!❣💥❣💥 ついに「もう駄目(*_*;」。😣🤐🤢😣😆。
まださっきの「Calzadilla de la cueza(カルザディージャ・デ・ラ・クエッサ)」から2Kmしか歩いていません。

今までは、左足の甲が腫れていただけだったけれど、今度は左足のかかとが痛いらしい・・・・
「もう荷物は持てない・・・」と、めちゃくちゃ痛そうです。😣。

さて困った!!。
2Km引き返すか、さらに4Km進むか・・・・

ストックを使ってゆっくり歩くならば、4Kmは歩けそうと言うので、次の「Ledigos(レディーゴス)」まで行くことにしました。
もちろん私が荷物を背負います。・・・と言うか、自分の荷物が背中にあるので、前に背負うしかないんですが・・・・

そして、やっとの思いで「Ledigos」の町に着きました。♪♩🎵(^^♪~~♪!!
さて、「Albergue(アルベルゲ)」(巡礼者用宿泊施設)はやっているでしょうか・・・・・
やっていてね・・・と祈るような気持ちでアルベルゲを目指します。

アルベルゲの入口に、「Abierto(アビエルト)」(開いている)と張り紙があり、先の角をまがったBARへ行くようにと書いてありました。
ほっ、本当なのか???。(今までやっているはずだったのが閉まっていて、大変な思いをしてきたからねぇ~~)
と思いつつも、BARまで来ると、中に人がいるではありませんか!!。
やった~~~!。✊✊。

BARから入り、チェックインをします。
アルベルゲには他に3人の巡礼者が泊まっていました。
フランスから来た2人と、スペイン人1人です。

相部屋だと、一人€5,二人部屋だと一人€7、どちらにするか?・・・
と聞かれ、即座に2人部屋と答える私。
だって、たった一人€2アップで個室ですからね。

荷物を置いて、ベッドに横になると、支配人のかかとは「激痛」が走り、トイレに行くのもままになりません。
私が背負って連れて行きましたよ。

でも、足が痛く、歩けなくなってしまうのは、突然やってくるものなんですね。
これがあの17Kmの真ん中辺りだと思うと、ぞっとしてしまいます。💦
所々で、「どうして??」と思うような、行き倒れになった巡礼者の十字架を見ましたが、その訳が分かったような気がします。
もしこれが一人で歩いていたならば・・・・
そして、最後に歩いていたならば・・・・

私たちは確かに最後だったけれど、2人で歩いていたことに感謝しました。👐。

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