Montserrat(モンセラート)の少年聖歌隊
2013年12月13日(金)に、バルセロナ近郊の聖地「モンセラート」にやってきた私達。
ここの修道院には、世界的に有名な「少年聖歌隊」が存在します。
この聖歌隊、ほぼ毎日、巡礼者のために時間になると2回ほど、聖歌を披露するんですね。
実はこの少年聖歌隊による「聖歌」を聞きたくて、ここまで来た様なものなんです、わたくしは。
この聖歌隊は「ウィーン少年合唱団」に匹敵するレベルで、世界中で評価されています。
そして、ここ「モンセラート」には、14世紀にまとめられた「モンセラートの朱い本」という写本があるんです。その本は、この場所にやって来る巡礼者が歌ったとされる歌を集めた写本で、古楽の愛好家ならば、世界中の人が知っている有名なものなんですが、曲はたったの10曲しかありません。
「(英訳からの重訳:巡礼者は、昼はもちろん、モンセラートの聖母マリア教会において寝ずの夜を過ごす間、歌ったり踊ったりしたくなるものだ。そして教会では、お行儀よく敬虔にしていられないのなら、歌を口ずさんではならないのである。というわけで、ここに発表されるこれらの歌曲が作曲された。これらの歌曲は、遠慮がちに使われなければならず、祈りと瞑想のうちに夜明かしをする人にうるさがられないように注意されたい。)
したがって、収録された歌曲は、巡礼者が何か「行儀よい敬虔な」歌を口ずさむことができるように書かれている。」・・・・ウィキペディアより・・・・
私はその音楽を随分昔に聞いたことがあり、それ以来、どうしても行ってみたかった場所でもあるんですよ、このモンセラートは。
そこに今回は来ることができて、とってもうれしいです。🥰🥰🥰
そしてその「モンセラートの朱い本」という写本は、数多き修道院の書物の中でも、ナポレオンが焼き払ってしまったという難を免れた、貴重な本だったんです。
ナポレオンがこの修道院を攻めた時、この本は、バルセロナのある司祭の元に貸し出されていて、難を逃れ、その歴史的な価値を後世に残す、貴重な楽譜となりました。
ドラマがありますねぇ。
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「聖歌隊」の入場です。皆スマホやデジカメで写真を撮っているのが笑えますねえ。📷(^O^)私も仲間ですが・・・。(笑)
パイプオルガンの伴奏で、聖歌の演奏が始まりました。
彼らが歌うのはたった2曲ですが、本当に心を洗われるような美しいハーモニー!!!。°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°✨。
ここへ来れて、とってもとっても嬉しいです。涙出そう!!😭。