コーヒーの産地を訪ねて「Armenia」へ
2016年12月5日(月)、コロンビアの首都「ボゴタ」の滞在を切り上げて、私たちはコーヒーの産地、「Armenia(アルメニア)」へと長距離バスで向かいました。
ボゴタからアルメニアまでは、約270㎞、しかし例によってコロンビアの道路事情は良くなく、曲がりくねったアンデスの峠道とそこにトレーラーなどの大型車が集中するので、時間がかります。
さらに大都市は渋滞が激しいので、ボゴタを出るまでにおそらく小1時間はかかるでしょうね。
窓口で聞いたところによると、およそ8時間とのこと。
しかしきっともっとかかるんだろうなぁ~~、と覚悟でバスに乗り込みました。
地図を見たい方はこちらを見てくださいね。ボゴタが右端、アルメニアが左端にあります。
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泊まっている宿から「トランスミレニオ」という専用レーンを走る新交通システムのバスに乗り、バスターミナルに到着しました。
さすがに首都のバスターミナルだけあって、かなり大きく、行先によって番号と色で3つに分かれています。
私たちは南方面なので、黄色の1番へと向かいました。
あらま~~、激甘のお菓子が売っています。しかも伝統菓子と違って、強烈な色!!。(笑)
体に悪そうだなぁ~~、と眺めるだけにしておきました。🤪
前の日1日、何も食べなかったので、私の下痢は収まり、体調も劇的に回復!!❣💥。
バスターミナルの売店で朝食用にパンを買い込んでバスに乗りました。
バスは8時半発の前回も利用した高級バスの会社「Bolivariano社」にしました。
前回エクアドルとの国境の町「Ipiales」からのルートと途中まで同じ道を通ります。
なので、ランチの時間に立ち寄ったレストランは、ボゴタに来るときに朝食の時に寄ったレストランと同じです。
きっとこのレストランに指定されているんだろうなぁ~~。
今回は朝食ではないので、がっつりと食べるYさんはこのメニュー。
コロンビアの代表的な国民食の「Bandeja paisa」(バンデッハ・パイーサ)です。
金時豆(キドニービーンズ)の煮もの、焼きバナナ、豚肉のステーキ、ホワイトジャイアントコーンの粉のパン「アレパ」、白ご飯、野菜サラダです。
すごいボリューミーですよ。
私たちは「Calentad con Huevo」というメニューです。
金時豆のお粥に焼きバナナ、スクランブルエッグ、同じくトウモロコシのパン「アレパ」。
ボゴタへ行くときは、スクランブルエッグではなく、目玉焼きだったような気がしましたが、結局これ以外は何かしら肉がつくものばかりなので、実に選択肢の少ない中から選んだんです。✊
それにしてももう焼きバナナ、要らない、飽きた・・・わお~~~!!。(笑)
バスは一度ボゴタから熱帯の気候の所まで降りてから川を渡り、アンデスの山を登り始めました。
あちこちにバナナが茂っています。
バナナを食べることにおいては、エクアドルと双璧をなす国と言っても過言ではないほど、私たちはバナナ攻めにあうのが頷ける光景です。(笑)
例によって、大型トレーラーがのろのろと前を走っています。
登りだから時速およそ10㎞くらいしか出ていませんよ。のろいなぁ~~。イライラ🤬
後ろの速い車に譲るという習慣はコロンビアではなさそうです。
ペルーはこういう場面だと、早い車がめちゃくちゃ警笛を鳴らしてあおるんですよ。
すると仕方なく前の車が譲る・・・ということになるんですが、コロンビアではそれがないんです。
追い越しても先に同じようにトレーラーが走っているから諦めているみたい。
コロンビア人運転手諸氏は本当に忍耐強いです。
尊敬しちゃうな!!。
山が遠くに見えています。
この山を超えないといけないんですから、気が長い話です。
そして、ついに渋滞が始まり、車列は止まってしまいました。
おそらく急カーブで大型トレーラーが行き違えないので時間がかかっているか、事故か何かがあったのか、一向に動きません。
ジュースや食べ物を売るおじさんがバイクで駆け付け、販売まではじめましたからね。(笑)
約1時間半後にやっと車列は動き始め、またノロノロ運転で山道を登り始めました。
これを毎日繰り返している多と思うと、本当に驚きです。😱
目的地のアルメニアのバスターミナルに着いたのは、出発から10時間後の18時半にもなっていました。
窓口で聞いた時間よりも2時間も遅いです。
おかげで辺りは真っ暗。
そしてこのバスターミナルで乗り換えて、私たちはコーヒー生産地の真ん中にある、治安が良い小さい町、「Salento(サレント)」へと向かいました。