コンドルは飛んで行く(El condor pasa)
2008年12月18日(木)、いよいよこの旅のクライマックスの時を迎えました。
アンデスの民族音楽で最も有名な曲に「コンドルは飛んでゆく」がありますね。
世界中に愛されたこの曲、実は1916年にペルー人の作曲家である、「Daniel alomia robles(ダニエル・アロミア=ロブレス)」が、自身で採譜した伝承曲のメロディをテーマにして作曲したオペレッタの「序曲」として発表された曲なんです。
滅びたインカ帝国の上空を、優雅に舞う「コンドル」。
この曲から、色々な風景や情景がイメージされるんです。
しかし、この日、そのアンデスの神「コンドル」が私たちの目の前に姿を現すのか・・・・
私たちは固唾を飲んで見守りました。
朝8時くらいから9時くらいまで、「クルーズ・デル・コンドル」の深い谷底を眺めながら、じっと、じっと待っていました。
☀やがて太陽が空の上に昇っていきました。
すると、谷底から「上昇気流」の風が吹いてくるのを感じました。🌀
これはもしかすると、コンドルが飛んでくれるんじゃないかと、期待が膨らみます。♪♬🎵♩(^^♪~~(^^♪!!
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長い時間(に感じた)が過ぎました。午前9時半を過ぎる頃、遠くの空を見上げた一人が指を指して知らせてくれました。
おお~~~「コンドル」だ。❣💥。🐦
遠くの空を見上げると、2~3羽の大きな鳥が輪を描いて舞っているではありませんか。❣💥🐦。
興奮する見物人たち。
しばらくすると、その大きな鳥は10羽ほどに増えています。すごいっ❣💥。コンドルの乱舞!!
ちょっと遠いいけれど、アンデスの神「コンドル」の舞が見られました。
そしてしばらくの間「コンドル」は上昇気流に乗り、空高く舞い上がっていきました。
やがてコンドルは、今度は谷に沿って「滑空」します。
本当に目の前(10mほどの近さですよ❣💥。)を通り過ぎていきました。めちゃ興奮するわたくし。(笑)
コンドルは、次々に至近距離で私たちの目の前を通り過ぎていきます。これは素晴らしい❣💥。
おお~~~っ❣💥。素晴らしい(⋈◍>◡<◍)。✧♡💛神様が私たちのほうを向いてくれました。
まるでコンドルと目が合ったようにさえ感じましたよ。👀
そして、空高く舞い上がり、私たちのところから去っていきました。素晴らしい・・・・・・・・・・・・・・・・・
こんなことが起きようとは😲😲・・・・・・・・❣💥。
帰りのバスの中で、なぜか私は涙が止まりませんでした。😢😢😢
別に悲しいことやうれしいことが特別にあったわけではありません。
そして、めちゃくちゃ感動したと言う実感があるわけでもありません。
それなのに、なぜだか涙があふれてしまいました。😢😢
アンデスにかかわっておよそ26年。(私たちが初めてアンデスを旅したのは、1983年です。)訪ねた回数はこの度の時で実に8回目でした。
それなのに、実はコンドルを見たのは初めてでした。
「あ~~、やっと神様に会うことが出来た・・・・・」
そんな感動が、じわじわと湧いてきました。