Aji Panca(アヒ・パンカ)ソース作り
今年の正月早々のこと、ペルーに住んでいる友人が日本に里帰りしたときに、私のために、ペルー独特の辛くない唐辛子「Aji Panca(アヒ・パンカ)」を市場で買って持ってきてくださいました。
乾燥したこの唐辛子は、ペルー料理に欠かせません。
しかし、その後いろいろと新型コロナウィルスの影響もあり、なかなか作る機会を逸していましたが、忙しい夏を過ぎたところで、そろそろ腰を上げて作ることにしました。(笑)
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乾燥された状態の「Aji Panca(アヒ・パンカ)」は、ペルーの比較的標高の低い海岸地方の近くで栽培され、砂漠で乾燥されて、その乾いた状態で全国に流通しています。
じわっとした少しだけの辛さを持ち、独特の日向臭さがある風味を持った唐辛子です。
その唐辛子を水につけて良く洗います。砂漠の砂埃やら汚れやらをよく落とすためです。
包丁で縦に切り、中の種をしごき出していきます。かなり種の量が多いですよ、この唐辛子は。(笑)
少なめのお湯でぐつぐつとそれを茹でていきます。柔らかくなるまで、おおよそ10分くらいでしょうか?。
そして、少しのゆで汁とともに、ミキサーにかけて滑らかにします。
滑らかにすればするほど、あとで使いやすいので、高級で強力なパワーの「バイタミックス」を使ってペーストにします。
出来上がりました。この状態で完成ですが、量がある程度あったので、脱気殺菌して瓶詰にして保存することにしました。
量があるように見えていたけれど、ジャムの瓶にわずか6瓶という量になりました。なんだかちょっと拍子抜けです。(笑)
さっそく夕食に使いました。
これは「Adobo de chancho(アドボ・デ・チャンチョ)」というペルー料理です。
豚肉をクミンとアヒ・パンカと共に煮込んだ料理ですが、タンボ・ロッジはヴィーガン料理の宿のため、「大豆たんぱく」を豚肉のように使いました。
でもこれ、かなりいける味ですよ!!。
Aji pancaを運んでくださったペルー在住のNさん、ありがとうございます。