「Nariz Del Diablo(悪魔の鼻)」を観光列車で
2016年11月22日(火)、この日私は2016年から23年ぶり(1993年に行った)に、エクアドルの鉄道の難所「Nariz Del Diablo(悪魔の鼻)」に行くことができる日です。
今は観光鉄道として存在しているエクアドルの鉄道。
その一番の目玉がここではないかと思われます。
23年前の蒸気機関車が現役の時代にここを旅した私たち。🚂
そういえばクエンカのパナマ帽博物館のカフェで、若いお兄ちゃんに23年前、私たちは蒸気機関車に乗って旅をしたと話したら、あっけなく「僕、知りません」と言われて少しショックでしたよ(笑)。(当時はクエンカからも鉄道でアラウシに行けました。)
懐かしい路線を再び・・・
私のちょっとしたノスタルジーです。
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車内はとても綺麗で余裕のある作りに改装されていました。快適だなぁ~~。23年前とは大違いです。(笑)
さあ、観光列車は午前8時、時間通りにアラウシの駅を出発しました。
なんだか余裕の支配人。断崖絶壁が売り物のこの路線、高所恐怖症じゃなかったの?。
「鉄道ならレールが敷いてあるので大丈夫」だって。
要するにバスだと運転手を信用していない・・・ということだな、支配人は。(笑)
「Nariz Del Diablo(悪魔の鼻)」にやって来ました。
スイッチバックで断崖絶壁を下っていきます。
列車は左の上の方を今通っているのですが、下に見える線路までゆっくりと降りていくんですよ。
車両1両毎に車掌さん(ブレーキマン)が一人乗ってハンドルを回しています。
実はこれ、この鉄道は古い車両を使っているので、機関車の運転室からの直通ブレーキがありません。
だからね、坂を下りるときは、こうして人力でハンドルを回し、ブレーキをかけて車両のスピードを制御しなければいけないんです。
日本のすごく古い時代もそうだったらしいですけどね。
眼下にシバンベの駅が見えてきました。
昔はここからクエンカまで線路が分岐して、乗り換えて行くことができましたが、今はその路線は廃止されています。
それにしても真下に見えますね。
すごい断崖絶壁!!。よくこんなところに昔の人は鉄道を敷いたなぁ~~と思います。
なにしろ「Nariz Del Diablo(悪魔の鼻)」ですからね。
だいぶ降りてきました。支配人、全然怖がらずに余裕ですねぇ。バスでもこうだと良いんだけどなぁ。(笑)
シバンベの駅を通り過ぎ、スイッチバックが良く見えるところで列車が止まりました。
このスイッチバックの線路がある岩が、「Nariz Del Diablo(悪魔の鼻)」と呼ばれている岩なんです。
悪魔が寝ているその鼻に見えるから面白いですね。
結構鼻が高い悪魔です。(笑)👿
仲良し車掌さん(ブレーキマン)4人組。鉄道の帽子がかわいい。
シバンベの駅では休憩とカフェタイムがありました。観光リャマもいるよ。!!
そのカフェタイムに、駅の上にあるカフェに行ってみると、なんとも不思議な、見たこともない形のフルーツらしいものが置いてありました。
フルーツジュースの担当の人に聞いてみると、これは「ババッコ」の実だそうです。
でもその「ババッコ」、私は味わったこともなければ、食べたこともありません。
なので、そのジュース担当の人に「おいしいの?。」と聞いてみると、「もちろん」と言われたので、飲んでみることにしました。
マクワウリを大味にしたような味でしたが、なんだか新鮮でおいしかったです。でもちょっとお砂糖入れすぎ!!、甘かったです。(笑)
一休みすると、同じルートをアラウシまで帰ります。アラウシに到着した観光列車。あ^~なんだか楽しかったなぁ。(^^♪ ♪♬~♫♬