アンデス越えて、Chavín de Huántar遺跡見学ツアー
2016年11月8日(火)、Huarazで朝食を食べて、いよいよ標高4550mの峠を越えてアンデス山脈の反対側(アマゾン側)にある遺跡、「Chavín de Huántar」(チャビン・デ・ワンタル)へと向かう私たち。
美しい湖を通り、峠を越え、目指すチャビンの村は、標高3140m。同じくらいの標高に慣れている私たちには、峠以外は高山病の心配はありません。
では出発です。!!
画像はクリックすると拡大します
途中の美しいアンデスの湖「Querococha(ケロコーチャ)」、標高3980m。富士山よりも標高200mも高いところにこんな湖があるなんて!!。
それにしても美しいです。ツアーバスは止まってくれるので、本当にツアーを選んでよかったです。
支配人は看板のところで記念写真です。ちょっとおのぼりさんチックです。🤗(笑)
私も写真撮ってもらおうかな!!。湖の石の上に登っちゃえ。おっとっとっと!!。🤪
標高4550mの峠は、峠ではなくトンネルになっていました。そしてそのトンネルを抜けると、アマゾン側です。
ここに降った雨水は、長い長い旅をして、アマゾンを経て大西洋に注ぐんですね。
なんだか感無量です。
チャビンの遺跡に着きました。
この遺跡は、世界遺産にも指定されていて、おおよそ紀元前1000年前に作られたと言われています。
アンデスの文明と言えば、一番知られているのはやはり「インカ帝国」ではないでしょうか?。
しかし、インカ帝国は古代文明ではなく、おおよそ西暦1400年頃に栄えた「中世」の文明です。
日本では室町時代に当ります。
それに比べると、この「チャビン文化」はすごく古いですね。インカ帝国よりも2400年も古いことになります。
その当時、この場所に「地下式」の神殿が築かれ、南米大陸各地から巡礼者がやって来たそうです。
そんな昔の巡礼は、きっと想像を絶する冒険旅行だったに違いありません。
当時に思いを馳せ、チャビンの風に吹かれて心で旅を感じましょう。
チャビン遺跡全体と、ガイドに説明を受ける観光客のグループ。ガイド付きだと良くわかるのでありがたいです。
チャビン遺跡のパワーが集まるとされる場所で、パワーを受けようとする支配人。
でもね、「遺跡」になった所と言うのは、当時はパワーがあるのでたくさんの巡礼者がやって来たでしょうが、一度見捨てられてしまったということですよね。
と言うことは、もうパワーはないのではないか??・・・と私はいつも思ってしまいます。(笑)
地下神殿のご本尊「Lanzon」(ランソン)の像を見学します。
ここから先は撮影禁止ですので、ランソンの写真は別のサイトからのリンクを張り付けましょう。
パワーはなくなったとはいえ、こうして世界遺産になり、今度は観光客をたくさん集めているので、もしかしたらパワー復活かも!!。
なんだか厳かなご神体でしたよ。
ランソンの写真はこちらをクリック!!。
こちらは「カベッサ・クラバ」と呼ばれる、ジャガーっぽい牙を持った顔。
これはレプリカですが、本物は博物館にあるそうです。
どうもこれは、エクアドルにある、麻薬のような幻覚作用を持ったサボテンを食べて、ろれっている顔だそうです。
そのサボテンはペルーにはなく、エクアドルからの巡礼者が持ち込んだという説を裏付けているそうです。
ろれっている顔の前で記念撮影です。時間はもう午後2時半。この後遺跡を後に、チャビンの町でランチになるそうです。
お腹めちゃすいた!!。朝食食べてきてよかったです。(笑)