霊峰「Huantsán」を見に行く
2016年11月9日(水)、朝食を軽めにチャビン村のカフェテリアで食べた私たちはさっそく、霊峰「Huantsán」(ウァンツァン、標高6395m)を見に行くべく、村のタクシーに交渉してみました。
運転手の若いお兄ちゃんは、う~~ん、としばし考えて、往復30ソーレスでどうだと言いました。
(約960円)
展望台までどれくらいかかるかわからない私たちは、言うがままにOK。
でも実際行ってみると、かなり大変な山道でした。僅か3㎞とはとても思えません。
それも登り一辺倒だし、タクシー使って良かったです。(笑)
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🚕タクシーは、さっそく山道を登り始めました。
眼下にチャビンの村とその右側に昨日見学したチャビン・デ・ワンタルの遺跡が見えています。
なにしろスタート地点の標高が3140mですから歩いたら高山病で倒れそうですよ~~。
町からこの高さまで歩くのだって、相当つらいはずです。。
そして道はさらにアンデスの山をぐんぐん登っていきました。
途中、川の向かい側の斜面にめちゃくちゃ急峻な畑が登場!!。あんな斜面を耕しているの!!、と驚くばかり。
高所恐怖症の支配人は、畑にすら行けそうにありません。(笑)アンデスの人ってすごいです。
途中小さな集落を通ります。アンデスの斜面にへばりつくような集落です。
川を挟んで左右に急な畑が広がるアンデスの風景。奥深い山に抱かれて、果てしない風景が広がります。
この写真は、川の上流から下流を見ています。
またまた急峻な畑登場!!。本当にそうとう足腰強くないと、ここで農業できませんねぇ。(笑)
よくもまあこんな急な斜面に「畑」を開墾したと思うと、感動すらしてしまいます。😭
この道の最奥の集落「Nunupata(ヌヌパタ)」。道はその少し先で途絶えていました。
道の終点にはなんと!!、学校が。ここから先へは歩きでしか行けません。しかし、地元の人は歩くらしい!!。
アンデスを越えて、ワラスまで半日ちょっとだと聞きました。
そんなに早く私には無理だなぁ~~。
終点からの帰り道、パン焼き釜のある民家。この地域のパンはここで焼いているようです。
子犬と子猫のいる風景。なんだかゆったりとした時間が流れるアンデスの山村風景です。
雲の合間からついに霊峰「Huantsán」(ウァンツァン、標高6395m)の山頂が顔を出してくれました。
この時期は「雨期」の始まりの季節で、1日中快晴ということはまずありません。
そんな季節でも、比較的午前中は天気が良かったりします。
しかし、この日は朝から山の上に雲がかかり、とても残念だけれど、良く見える場所からも霊峰は見えませんでした。
ところが、帰りの一瞬ですが、このように山頂を拝むことができました。
私たち、きっととてもついているんですよ~~。
ありがたい山を拝むことができて、うれしいです。
牛が畑を耕しています。
急斜面の畑が広がるアンデスでは、耕運機は入れられませんからね。あんなに急だったら、耕運機は川に転がり落ちてしまうに違いありません。
原始的にも見えますが、これがアンデスの原風景に感じます。