サンフランシスコバレエ「くるみ割り人形」
2019年12月15日(日)、この日の私たちのメインイベント、ロシアの有名な作曲家「チャイコフスキー」作曲のバレエ「くるみ割り人形」を見に行きます。
サンフランシスコバレエ団は、創立が1933年という歴史のある一流のバレエ団です。
根拠地としているサンフランシスコの「オペラ劇場」は、太平洋戦争の終結後に結ばれた、サンフランシスコ講和条約が調印されたという歴史ある建物なんですよ。
そんな歴史あるオペラ劇場で見る本場のバレエ、とても楽しみです。
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オペラ劇場へも、路面電車で向かいます。他のとは違う形をした電車がやって来ました。
これ、たまに見かけて乗ってみたいと思っていただけに、うれしいです。(^^♬♪♬~♫!
木造の電車は、車内のシートも木でできていました。これはどうやらイタリアのミラノで走っていた路面電車ですね。
サンフランシスコの路面電車は、色々な国のものが走っていると聞いていましたから。
やって来ました「サンフランシスコオペラ劇場」。2019年はくるみ割り人形のアメリカ初演から、75年になるそうです。
もちろん初演はサンフランシスコバレエ団によるものです。
チケットを見せ、中に入ります。大きなクリスマスツリーが飾られ、小さいくるみ割り人形も飾られています。
おのぼりさんの支配人がにっこり!!。(笑)
私もおのぼりさんしちゃおっと!!。
主人公のクララちゃんとくるみ割り人形の王子様が乗るソリが置いてありました。
それに乗ってにっこり!!。近くに居た人に写真を撮ってもらって、喜ぶおのぼりさんです。(笑)
人形使いドロッセルマイヤー(主人公のクララの叔父さんに当たります)が、魔法のくるみ割り人形を仕上げたところの場面の写真と共に、おのぼりさんの支配人がにっこり!!。(笑)
流石歴史のあるオペラ劇場、とてもレトロな風情です。しかし観客席の傾斜がきついです。
安めの席だったので、舞台はこんなに遠くに見えます。
くるみ割り人形に登場する、金平糖の精なんかは、本当に金平糖くらいの大きさにしか見えないんじゃないかなぁ。(笑)
いよいよ開幕です。オーケストラが序曲を演奏する中、舞台が始まります。
プロローグ、人形使いドロッセルマイヤーの人形のお店が登場です。
くるみ割り人形の完成を急ぐドロッセルマイヤー。
小雪がちらつく中、クララの家のクリスマスパーティーに呼ばれた人たちが通り過ぎて行きます。
クララの家のクリスマスパーティ、子供たちの踊り。
その後、叔父さんのドロッセルマイヤーから不細工なくるみ割り人形のプレゼントをもらうクララちゃん。
何故かこの不細工な人形を気に入るクララちゃんですが、弟のフリットと取り合いになり、人形が壊れてしまいました。
しかし、製作者のドロッセルマイヤーが直します。
パーティーがお開きになり、参加者は帰っていきました。
お気に入りのくるみ割り人合が気になるクララちゃんは、夜中に起き出してくるみ割り人形を抱きしめ、ソファーで眠ってしまいます。
ここからはそのクララちゃんの夢の中で物語が進んでいきます。
夢の中で小さくなったクララちゃん、くるみ割り人形とおもちゃの兵隊とネズミの女王様の戦いの場面。(右端に居るのがクララちゃんです)
ネズミの女王と一騎打ちになったくるみ割り人形は、負けそうになります。
それを見ていたクララちゃんは、スリッパをとっさに投げつけ、ネズミの女王を撃退します。
すると、くるみ割り人形は呪いが解け、美しい王子様に変身します。
王子様を救ったクララちゃんをお菓子の国へと案内する王子さま。
吹雪の降る中を、美しいそりに乗り、お菓子の国へと旅立つ場面です。
ここで第1幕が終わります。
第2幕は、ソリに乗り、お菓子の国へと到着した王子様とクララちゃんから始まります。
王子の危機を救ったクララちゃんのために、華やかな踊りがたくさん披露されます。
スペインの踊り(チョコレート)、アラビアの踊り(コーヒー)、中国の踊り(お茶)、ロシアの踊り、葦笛の踊り、花のワルツ、金平糖の踊りなど、バレエの楽しさ満載です。
超有名な花のワルツの場面です。
寒い国の作曲家のあこがれが、この南国調のワルツに表れているように私は感じてなりませんでした。
お菓子の国での夢から覚めたクララちゃん。
パーティ会場の自分の家のソファーから起き上がります。
そして夢の中で旅した小さいお気に入りのくるみ割り人形を手に高く持ち上げます。
ここで終幕となります。
拍手が鳴りやまない中、カーテンコールで踊り手全員と指揮者が登場します。
流石本場のバレエ、とても素晴らしい物でした。感動をありがとうございます。
これを見ることが出来て、すごく良かったです。