コンドルは飛んで行く
2018年11月29日(木)、この日は早起きです。
それもそのはず、めちゃくちゃ行きにくい「秘境」へ旅をした最大の目的の日だからです。
それは・・・「コンドル」の飛翔を見ること。
私は今回の旅行で、ペルーはなんと!!11回目です。
その中でコンドルを見たのは僅か1回だけ。
2008年に、Arequipaというペルー南部の都市からツアーで1泊2日で見に行った時です。
その時は最高に感動しました。
今回果たしてどうなるでしょうか、楽しみです。(^^♬♪♬~♫!
コンドルについて、少し記述しましょう。
コンドルは羽を広げると、3.3mにもなります。そして座った時の高さが約1.2m、体重は11~15kgもあるそうで、80年くらい生きるそうです。
そして生涯「つがい」を変えることはありません。
さらに、死んだ大きめの動物しか食べないそうです。
めちゃ大きい鳥なんですね。
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コンドルを見に行くには早起きしないといけません。
それは、早朝に巣から飛び立つからです。
なのでホテルを出たのが朝の6時半。眠い目をこすりながら、チャーターした車に乗り、約13㎞先のコンドルを見られる展望台、「Mirador de Cóndor」(標高約3700m)を目指し、未舗装道路を走ります。
展望台に着いたのは朝の7時頃でした。
展望台からの眺めは最高に綺麗!!。
こんなところをコンドルが飛んだら、さぞかし素晴らしいと気持ちが高ぶります。
展望台「Mirador de Cóndor」から、眼下に見える「Mayobamba」(標高3195m)の村。
コンドルを見た後、その村に行く予定です。
Mirador de Cóndorには、コンドルの飛翔についての説明がありました。
展望台の向かいの高い山の中腹に営巣地があり、まずそこから展望台のすぐそばの台のような地形の所に飛んできて、上昇気流が出てくるのを待ちます。
そして上昇気流が出てきたら、それに乗り、高く舞い上がるそうです。
展望台からその台のような所を見ると、なんと!!もうすでにコンドルが居るではありませんか!!。
これは大人のオスだそうです。
そしてそれから待つことおよそ30分・・・・
コンドルが飛んできました。
すごいすごい、素晴らしい!!。
こうして眼下に飛んでいるコンドルを見るのは初めてです。
しかもArequipaで見た時よりも断然近い所を飛んでいます。
電線がちょっと興ざめだけど、こんなに近い眼下を飛ぶコンドル、最高です。
上昇気流をつかまえて、Mayobambaの町の上を円を描くように飛ぶコンドル。
美しい!!。
首の下に白い輪があるのはオスの成鳥の証だそうです。めちゃカッコ良い!!。
コンドルの目や顔まではっきりと見えました。
にっこりとコンドルに挨拶しましょうね。(笑)
コンドルと目が合っちゃいました。
こんなこと、あるんですね。
遥か秘境のAndamarcaまで、苦労して来た甲斐がありました。
折角ですから、ここでコンドルを題材にした曲を2曲シェアしましょ。
有名な「コンドルは飛んで行く」という曲は、耳にタコができるくらい(笑)有名すぎなので、別の曲です。(笑)
最初の曲はこちらです。
El Cóndor vuelve(コンドルが戻ってくる)
ちょっと古い曲ですが、「Blanco Y Negro」 というグループが歌っています。ちょっと音源が古いので聞きにくいかもしれませんがご勘弁を。。
内容は、コンドルが飛びながらラテンアメリカの自由と開放を祈っているという感じです。…
ちょっと前までは、ラテンアメリカ諸国は軍事政権の国が多く、人権は抑圧されていました。
正にそんな時代の音楽です。
そしてもう一曲
Kuntur Kuntur(コンドル・コンドル)
こちらはペルーの伝統曲の一つです。
コンドルは一生つがいを変えないということをキーワードに、アンデスの女性の一途な思いを歌っています。
歌っているSylvia Falcónは若手の美人歌手です。
低い声から高い声まで、とても美しく歌っています。
歌詞はインカの公用語だった「ケチュア語」で歌われています。…
内容は以下の通りです。
私があなたを愛し続けた理由を誰が知っていますか?
私があなたを愛し続けた理由を誰が知っていますか?
私を嘆き続けるために、いつもと同じようにいつも!
私があなたを愛し続けた理由を誰が知っていますか?
私があなたを愛し続けた理由を誰が知っていますか?
私を嘆き続けるために、いつもと同じようにいつも!
コンドル、コンドルのように、常に飛んで、
町から町へあなたは歩いて行きましたか?
コンドル、コンドルのように、常に飛んで、
家から家へあなたは歩いて行きましたか?
ああ! 愛らしいコンドル、愛し続けて!
ああ! 愛らしいコンドル、愛し続けて!
私も愛らしいコンドルです。