アンデスの秘湯(5)Chancos温泉
2016年11月6日(日)、温泉に出かけてみました。♨
「アンデスには温泉がたくさんあるんですよ。」というと、えっ!!、と驚く方がおられます。
しかし、温泉は日本だけにあるのではないのです。
それにアンデスにはいっぱい火山もあるしね。
アンデスの温泉の特徴は、まずは日本のように、地下深くボーリングして無理やり掘った温泉は皆無ということでしょうか。
自然に湧き出した場所にしか温泉はありません。
そして、「加熱」は一切していません。
ということは、極端にぬるい温泉からかなり熱い温泉まであるので、きおつけないとぬるくて悲惨な目に合うこともあります。
それと、湯量が豊富な温泉は、「個室」があり、お客様一組ごとにお湯を入れ替えるのです。
そして、そこまで湯量がなかったり、レジャー施設っぽいところは、「温水プール」になっています。
もちろんプールタイプは「水着」でないといけないので、アンデス旅行で温泉に入りたかったら、必ず水着を持って行かないといけないのです。
ところで今回私たちが旅をした、ペルーのアンカッシュ県は温泉がたくさんあるんですよ。
温泉好きの日本人ならばそれに入らない手はありませんね。(^O^)/
ということで、11月6日(日)は、Huarazの町でランチを食べた後、アンデスの秘湯「Baños Termales de Chancos」(チャンコス温泉)へ、ローカルバスを使って、行ってみることにしました。
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Huarazの町から乗り合いのワンボックスカー(ペルーではこういう公共交通機関のことを「コレクティーボ」と呼んでいます)で、まずは「Marcará」の町まで40分ほどかけて向かいます。
そしてそこで「チャンコス」行に乗り換えて約10分、アンデスの秘湯の「チャンコス温泉」に到着です。♨
温泉施設の入り口には、お土産物を売るお店、冷たいジュースを売るお店、そしれランチが食べられるレストランなど、お店がずらりと並んでいました。
この日は日曜日ということもあり、そこそこの人出で賑わっていました。
まずは温泉の入り口でチケットを買って入場します。
入口のチケット売り場には、
「Cueva・・・5s」とかいろいろと値段とタイプがかいてあります。(5s=約¥160)
「Cueva」というのは直訳すると「洞窟」なんですが、どうやら個室みたいなんだけれど、よく意味が分かりません。
「Poza」というのもよく意味が分かりません。
「Poza Yerbal」も同じくよくわからないなぁ~~。
「Picina」というのはプールのことです。プールは安いんだなぁ。(笑)
そして一番下に書いてある「Alojamiento」というのは「宿泊」ということで、泊まることもできるんですね。
15ソーレス(¥480)で泊まれるなんて、激安です。
でもきっとぼろっちい部屋なんだろうなぁ~~(笑)。
ということで、とりあえず個室風呂と思われる「Cueva」を買って入ってみました。
入場し、中の施設を一通り見て回り、係のお兄さんにいろいろと聞いてみる私たち。
柵がある中は、熱~~い「源泉そのまま」のお湯が出てきているところです。
お兄さんの後ろの屋根があるところがプール、子供たちがバシャバシャ遊んでいます。
そして、「Cueva」というのは、地熱のある斜面に洞窟を掘って、蒸気サウナのようになっている部屋だそうです。
でもね、Cuevaのチケットだと、そこしか入れないんだって。
つまりお湯がたっぷり張られた浴槽には入れないんですよ。
日本人ならば、お湯がたっぷりの浴槽に入りたいですからねぇ~~。
それならば「Poza」だそうです。
後でよくわかったのですが、どうやらこのHuaraz周辺の温泉では、「個室風呂」のことを「Poza」と言うようです。
で、「Poza Yerbal」と言うのは「ハーブ風呂」ですって。
なので、私たちはチケットを交換してもらい、「Cueva」はやめて、比較的空いている「Poza Yerbal」に入ることにしました。
こちらが煮えたぎるように熱い源泉のお湯。ちょいと触ってみたら、とても熱いです。!!♨
こちらは「Cueva」。後ろの山に洞窟が掘ってあり、中が蒸気で満たされた部屋になっています。
「Cueva」の中を、入浴客が入れ替わる合間に見せてもらいました。
蒸気で何も見えないくらいですが、ベンチが置かれているだけの、なんの変哲もない部屋でした。
でもとても熱い!!。
本当に天然の蒸気サウナなんですね。
地元の人にはこの「Cueva」がとても人気です。
「Cueva」には行列ができていました。洞窟はいくつもあるのですが、それぞれ温度が違います。
人気の温度の部屋は長い行列です。
私たちは個室のハーブ風呂に入りました。お湯が満たされるまで、しばし眺めていましょうね。
さあ、満タンになりましたよ。
蛇口の向かって左からはお湯が、右からは水が出るので、好みで調節できるので、本当に丁度良い温度で入ることができました。♨
はぁ~~、気持ちよかった・・・と支配人。とてもさわやかな顔になっています。(笑)
さて、ひと風呂浴びてとってもさわやかになったところで、バスに乗ってワラスの町まで帰りましょうね。
温泉を出たところから、運よくワラスへの直行のバスに乗ることができました。(^^♪ ♪♬~♫♬