ミサと夕食(ロンセスバージェスにて)
2012年11月4日(日)、巡礼初日のきびしい峠越えを終えて、へろへろになりながらも到着したスペイン側の小さな町「Roncesvalles(ロンセスバージェス)」。夕食前の時間に、巡礼者の旅の安全を祈るミサが教会で行われます。
さっそく疲れたけれど、参加しましょうね。
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ロンセスバージェスの教会では、毎晩巡礼者の無事を祈るミサが行われます。
私たちも、アルベルゲ(巡礼者用宿泊施設)にチェックインしてシャワーを浴び、落ち着いたところでミサに出席しました。✌
パイプオルガンの荘厳な響きの中、司祭たちが賛美歌を歌いながら登場します。
このオルガンの音が鳴り始めた途端、なぜか私は涙が止まりませんでした。
ああ、神が降りて来たんだ・・・
と感じてしまった・・・・
こんな感じ、アンデスでコンドル見た時以来です。
別に悲しいことやうれしいことが特別にあったわけではありません。
そして、めちゃくちゃ感動したと言う実感があるわけでもありません。
それなのに、なぜだか涙があふれてしまいました。
巡礼者たち、前へ・・・と言う司祭の言葉に促され、峠を一緒に越えて来た巡礼仲間たちが進み出ます。
そして、峠を無事に超え、始まったばかりの巡礼に、司祭が祝福をしてくれました。
じ~~んと心の中に響く素晴らしい感覚。°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°✨
そしてパイプオルガンの荘厳で美しい響き。
とても素晴らしい時間です。
ミサの後は、この街でただ1軒しかないバル&レストランで、巡礼者のための夕食をいただきます。
もちろんメニューはたった一つしかありません。
セットメニューで、水またはワインと、スープとパンと、メインディッシュが付いたものです。
この日の巡礼者の中で、私たち以外の唯一の日本人、大輔君とワインで「乾杯~🥂」
おお~~、巡礼デザインのハウスワインですね。スペインのワインはとてもおいしいです。
これじゃあ「水」よりも「ワイン」を選択してしまいますね。(笑)
じゃが芋と青菜のスープです。疲れ切った身体に浸み込むおいしさ。😊。標高950mのこの町は、さすがに夜はとても冷え込みますからね。🥶。
メインディッシュです。
魚か肉か?と聞かれたので、迷わず「魚」と答えましたが・・・・・
すぐにお姉さんが戻ってきて、「ごめん、魚はあと一つしかないの。もう一つは肉でも良い?。」
来た来た~~、初日から選べない世界に突入。
でも、これを食べないことには、25Km、標高差1200mの峠越えで消耗した体力の回復は望めないし・・・・
と言うことで、支配人と半分ずつ、肉と魚を分けて食べました。
バスク地方、ナバーラ州の名産は「虹鱒」。その虹鱒の塩焼きが登場しました。
「醤油、欲しい~~」と思わず叫びたくしまった・・・・日本人だなぁ~~。(笑)
レストランから戻るときに撮影した、夜の「Albergue(アルベルゲ)」(巡礼者用宿泊施設)。
こうして巡礼路一の厳しい初日は更けて行きました。
ここでちょっと一息、「Albergue(アルベルゲ)」(巡礼者用宿泊施設)で面白い張り紙が・・・・・
これ、マジ???・・・💦😅
さすがにブーツを流せるトイレなんて、世界中探してもないだろうな~~。😅(笑)
見かねた日本人が直した跡がありますが・・・・
きっと「自動翻訳」で変換したんでしょうね。とても笑えました。😊。