2016-11-11

絶景のアンデス越え(Pomabamba~Huaraz)

2016年11月11日(金)、遥かアンデスを越えてアマゾン側の町「Pomabamba」へ前日にやって来た私たち。
しかし日程の都合で、もうこの日はワラスに戻らないといけません。
ちょっとはアンデスの超田舎の町でのんびりしたかったんだけどなぁ~~。
しかし、この町からはなんと!!、ワラスへ直行バスが一日に何本かあるんです。
そのバスで、昨日通って来たアンデス越えの絶景ルートとは別の、もう少し道の良い絶景ルートを通ってワラスへと戻ることにしました。
ワラスまでの所要時間はバス会社で聞いたところによると、わずか8時間!!。
これは本当ならば、昨日の苦労はウソみたいです。(笑)

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絶景のアンデス越え(Pomabamba~Huaraz)朝のポマバンバのアルマス広場。
私たちの泊まった宿は、この写真の右に移っている茶色いビルの「Hostal」です。
この日もよく晴れ渡り、絶景を眺められるという期待感に興奮気味です。☀

絶景のアンデス越え(Pomabamba~Huaraz)バス会社の前で。ワラス行きのバスは、朝8時のが訂正され、7時45分発になっていました。
なので、7時半くらいにやってきた私たち。

絶景のアンデス越え(Pomabamba~Huaraz)この小さめのバスでワラスへと向かいます。
なんだかかっ飛んでいきそうな面構えのバスに笑ってしまいました。
きつい登りでエンジンが過熱しないように、エンジンルームが出発前にもかかわらず、開いていますね!!。
空気薄いし、標高4736mの峠を越えるのですから。(富士山より約1000m高い)

絶景のアンデス越え(Pomabamba~Huaraz)バスは定刻にポマバンバを出発しました。
運転手の若いお兄ちゃんは、予想通りにかっ飛び運転!!。💨 昨日通った、ピスコバンバまでの悪路をもかっ飛びます。
おかげで内臓がひっくり返りそう!!。(笑)昨日朝食用に買っておいたパンも食べられないくらいですよ~~🤢。
車窓風景も、ほとんど写真がぶれてしまいましたが、何とかこの1枚は助かりましたよ。
遠く氷河の山が見えるピスコバンバへの道。
昨日の満員のコレクティーボののんびり運転に比べて、なんと!!30分も早く着いたではないですか!!!。
もう少しゆっくり行ってくれないかなぁ~~。💥💥

絶景のアンデス越え(Pomabamba~Huaraz)ピスコバンバを過ぎ、昨日バスを探した「Llumpa(ジュンパ)」という町というか、集落が見えてきました。
昨日は悪路に疲れ切って、写真さえ撮りませんでしたからねぇ。(笑)

絶景のアンデス越え(Pomabamba~Huaraz)Llumpaを過ぎ、道は遥かな雪山を目指して進みます。
相変わらずの未舗装の悪路です。
こんな風景を見ていると、いったいいつ山越えになるんだろうか・・・と気が遠くなってしまいます。
遥かなるアンデスの悪路!!。🥵

絶景のアンデス越え(Pomabamba~Huaraz)やがて時間が相当経ち、「Chacas(チャカス)」という町までやって来ました。アルマス広場と教会が美しい!!。
この町はこの地域の中心的な街で、歴史ある建物も多く、1泊しても良いくらいの町なんです。
しかし道路は、この町に到達する少し手前から、なんと!!「舗装道路」になっています。
舗装道路はとても快適!!。(^_-)-☆

絶景のアンデス越え(Pomabamba~Huaraz)バスはチャカスの町を過ぎ、いよいよアンデス越えに入ります。
のどかな畑と農家の後ろには、氷河を戴く「Copa(標高6188m)」が聳えています。

絶景のアンデス越え(Pomabamba~Huaraz)双耳峰のCopa(左側)と、「Hualcán(標高6122m)」(右側)が谷の奥に聳えています。

絶景のアンデス越え(Pomabamba~Huaraz)バスは次第に高度を上げていきます。やや雲が出始めたとはいえ、まだまだ氷河の山が良く見えますね。
この山は「Ulta(標高6122m)」です。

絶景のアンデス越え(Pomabamba~Huaraz)「Ulta」の氷河が間近に迫って来ました。もう少しで氷河の下を通るトンネル(標高4736m)です。

絶景のアンデス越え(Pomabamba~Huaraz)バスの中は、標高も高くなり、空気も薄いのでみな静かに景色を楽しんでいる様子です。🚌

絶景のアンデス越え(Pomabamba~Huaraz)氷河の雪解け水が滝のようになって落ちてきていました。
この水は遥かアマゾン川を下り、大西洋に注ぐと思うと、悠久の旅を感じてしまいます。

絶景のアンデス越え(Pomabamba~Huaraz)この峠道、なんと「Chacas」の町から舗装されているんです。バスはこちらの山越えを選ぶはずですね、道が断然良いですから。
それにしても日光のいろは坂顔負けの九十九折れの坂道が続きます。

絶景のアンデス越え(Pomabamba~Huaraz)もう道は氷河のすぐそばを通るようになってきました。
あの山は「Contrahierbas(標高6036m)」ですが、なんだかすぐ近くに感じられますね。
簡単にすぐにでも登れそう!!。(絶対に私では無理ですけどね)

絶景のアンデス越え(Pomabamba~Huaraz)氷河の下を通るトンネル(標高4736m)と抜けるとすぐに、くぐったばかりの「Ulta(標高5875m)が本当に間近に見えました。
あと標高差1000mくらいであの山頂なのだから、すぐに登れそうな気がしてしまいます~~。
でも私はこの時点で、バスの中でも息が苦しいです。(笑)

絶景のアンデス越え(Pomabamba~Huaraz)そして前日さんざん眺めたペルー最高峰の「Huascarán(標高6768m)」がまるで屏風のように堂々として見えてきました。
右側に見える山は標高6354mの「Chopicalqui」です。
前の日見たのとは反対側から見ているので、左右逆に見えていますが、裏側からのワスカランも本当に風格がありますね。

絶景のアンデス越え(Pomabamba~Huaraz)標高6354mの「Chopicalqui」。

絶景のアンデス越え(Pomabamba~Huaraz)振り返ると、トンネルで下をくぐった「Ulta(標高5875m)」の氷河が眼前に迫ります。

絶景のアンデス越え(Pomabamba~Huaraz)堂々としたまるで「屏風」のようなペルー最高峰、アンデス全体でも3番目に高い「Huascarán(標高6768m)」

絶景のアンデス越え(Pomabamba~Huaraz)どうもバスがオーバーヒート気味になってしまいました。エンジンを冷やすために、ここでしばらく休憩が入ります。
すごいラッキー!!、こんなビューポイントで休めるなんて、とてもついていますよ。
それに天気は快晴だし。☀☀☀
これで文句を言ったら罰が当たります。(笑)
道が舗装されて快適なため、高所恐怖症の支配人もにっこりです。

絶景のアンデス越え(Pomabamba~Huaraz)道も下りになったこともあり、舗装道路のため、オーバーヒート気味のバスはあっという間に山を降りてきました。
牛がのんびりと草を食むのどかな光景が広がります。
そしてバスは、予定の8時間よりも1時間半も早くワラスの町に着きました。
かっ飛んだ若い運転手のおかげですが、少々怖かったです。
バス、オーバーヒートで壊れなくて良かったなぁ~~。 🤗
でも今回も快晴に恵まれて、本当にラッキーな「絶景のアンデス越え」でした。

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