世界一の「Ajiaco(アヒアコ)」をランチに食べる
2016年12月2日(金)、ボゴタ2日目の私たちは午前中に「モンセラーテ」の山に登りました。
そして下山後、ランチタイムはどこで食べようかと悩みましたが、何せ初めて訪れたコロンビア、伝統料理のことがよくわかりません。
そこで、朝ボリーバル広場に行くときに通った、伝統料理のお店が並ぶ一角で、それを食べてみようということになりました。
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ボリーバル広場に通じる道の一角に、伝統料理の看板のお店が何軒か並んでいます。
みんな同じようなメニューなので、どこのお店に入るか、迷うところ・・・・。
「El mejor Ajiaco del Mundo」という看板のお店発見!!。「世界で最高のアヒアコ」という意味のお店です。
「アヒアコ」はコロンビアの伝統料理のひとつで、今回チャレンジしてみたかった料理でもあるので、このお店に入って見ることにしました。
それにしても「世界で最高のアヒアコ」がお店の名前になっちゃっているところがすごい!!
よほど「アヒアコ」に自信があるんだろうなぁ~~。
メニューはいたってシンプル、伝統料理系が5種類です。
一番上のが目的のメニューのアヒアコです。
「Ajiaco Santafereño」というのは、「サンタフェっ子のアヒアコ」という意味。
サンタフェというのは首都「ボゴタ」のことを指します。
実は皆簡単に「ボゴタ」といいますが、正式には「サンタフェ・デ・ボゴタ」という名前なんです。
この時はYさんと私たちで3人いたので、2種類注文しました。
最初に出てきたのは、「Cazuela de frijoles」、キドニービーンズの鍋物です。
コロンビアの人は本当にこの金時豆のような「レッドキドニービーンズ」が大好きらしい!!。
いろいろな料理に使われています。
そして私たちもコロンビアは日が浅いにもかかわらず、ボゴタへ来る時にキドニービーンズの料理を何回か食べましたからね。
アヒアコと金時豆の煮ものには、ご飯とアボカドと「アレパ」と呼ばれるホワイトジャイアントコーンの粉を使ったコロンビア独特のパンがセットとしてついています。
「アレパ」は焼き立てはとてもおいしいです。でも冷めるとあまりおいしくないですね。
このお店のは温かかったので、おいしかったです。嬉しいなぁ~~。♪(^^♪~~♪!!
しかし伝統料理でご飯が食べられるのは、私たち日本人にとっては、すごくうれしいです。パンじゃないもんね。
金時豆の煮ものには、大きな骨付き豚肉が入っていました。
これは友人のYさんにたくさん食べていただかないと(私たちは肉が苦手です)・・・・(笑)
じゃ~~ん、これが世界最高の「アヒアコ」です。この料理には、なんと❣💥、3種類のジャガイモを使っているそうです。
何で3種類かというと、すぐに煮崩れてしまうもの、ほどほどに柔らかくなるもの、よく煮込んでも形が残るものの3種類を煮込むので、シチューのような滑らかな食感と、煮崩れないジャガイモの食感を楽しめるという、奥の深い伝統の技が隠されていたのです。
そして、鶏肉を茹でてほぐしたものが入り、ケッパーと生クリームがたっぷり!!。
ジャガイモのシチューみたいな感じの食べ物です。
辛くはありません。
串があるのは何かというと・・・・(次の写真を)
シチューの中には串刺しになった大きいトウモロコシが入っていました。これ、おいしい!!。
シチュー自体もおいしいです。❣💥。
上手に大豆たんぱくなどを使い、べジ化できそうですよ、これ。
ジュースも頼みました。右がアンデスのフルーツの「グァナバナ」、左が「レモネード」です。
今回のコロンビアの旅で私たちがはまってしまった飲み物がこれ、「Té aromática(テ・アロマティカ)」。
これは香り高いお茶という意味ですが、ミント系のハーブと果物をカップに入れ、お湯を注いでお茶にしたものです。
コロンビアといえば「コーヒー」と想像していましたけれど、実はコーヒーがあまりおいしくないんです。
その秘密は、のちにオーガニックのコーヒー農園を見学に行ったときに判明しました。
コーヒーがおいしくないのではなく、入れ方と焙煎の度合いが自分の好みと違っていた・・・と言えばわかりやすいかな、と思います。
コロンビアで飲んだエスプレッソコーヒーはとてもおいしかったですからね。