臼杵の心洗われる精進料理のお店「星月庵」
私たちは支配人の実家の宮崎県日向市に、2024年2月28日から3月7日まで、里帰りをしていました。
その中で、2024年3月1日(金)は、大分県の臼杵市にある精進料理のお店「星月庵」へ、豪華な精進料理を食べに行きました。
このお店に行くのは実に8年ぶりくらいです。
ずいぶん間をおいてしまったなぁ~~。🥴
こちらのお店は、お寺の住職さんがシェフを務める、正統派の精進料理のお店。
若いころから料理の修業をされた和尚さんが、自ら料理を作り、料理をも運び、お話をしていただけます。
何でも「禅」の心を伝えるために、料理好きが高じてこのお店を開いたとか。
もうすでに84歳にもなられる和尚さんですが、まだまだ現役で頑張っている姿は、本当に感動します。
ではさっそく、おいしい精進料理をいただきましょう。😋
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庭に面して部屋が配置されている店内。風情のある調度品が置かれています。
今回私たちが頂いたのは、「悠々膳」という、ちょっと豪華な、品数の多いコース料理です。
最初は緑茶とお茶菓子代わりに自家製のマーマレードを出していただきました。お茶を楽しみながら、料理が出てくるのを待ちます。
最初がこちら、「利休麩」、胡麻だれ付きです。
このお麩、なんと❣💥、小麦粉から手作りしているそうです。
小麦粉1㎏がたったの250gのお麩になるそうです。ひえ~~~🥵😱これはすごいですね。素晴らしいです。
そしてこの手作りのお麩、コース料理に色々と使われていて、本当に手間暇かけて作られた、素晴らしい料理に感動しました。🥰
次は「煮物5種」です。
「大根」、「結び昆布」、「いんげん」、「かぼちゃ」、そして「餅粟麩」。
そう、餅粟に手作りの小麦粉から作ったお麩が混ぜられていて、弾力のある独特の食感を醸し出しています。
こちらは重箱に入った前菜の数々。
真ん中の松の葉に刺してある2つの団子も手作りのコーフー(酵麩)で作った「豊後しぐれ」です。本来は豊後牛の肉を使う料理が、見事に植物素材に変身しています。
そして奥の左にあるものは、春らしい蕗の薹の天婦羅と、コーフーを使った肉団子もどき。ここまでくると、コーフー七変化(^_-)-☆すごいです。
84歳のこちらのお店のシェフの和尚さん。手作りの魅力を余すことなくお話ししてくれました。
お吸い物第2弾は、葛粉とコーフーで作った団子が入ったもの。出汁もじっくりと時間をかけて取った昆布出汁とのこと。
めちゃくちゃおいしいです。♪♩🎵(^^♪~~♪!!
「蒸し物」です。厚めの海苔でしっかりと巻いた巻物が中に入っています。崩れないのが不思議。
海苔の巻物の中には、「銀杏」と「コーフー」、「ミツバ」、「百合根」が入っていました。
すごく手が込んでいてびっくりです。😱
今回は、大分の別府に来ている、那須にある穀物菜食のレストラン「穀物茶房 こと葉」のシェフのみっちゃんと3人で伺いました。
手の込んだ料理の数々に刺激と衝撃を受けた模様。
この体験を通しての、「こと葉」のグレードアップが楽しみです。♪♩🎵(^^♪~~♪!!
「里芋の揚げしんじょ」。2色の漆のお椀に入って、鮮やかに登場です。
焼きナスの上にコーフー、緑色のものは季節感漂う「蕗の薹」。柚子胡椒の味です。
コーフーがカリッと焼かれていて、硬さ加減が鶏肉の皮の焼き鳥みたいな食感です。これ、真似したいなぁ~~~。🥵
「冬至湯葉」です。トッピングは縁をピンクに染めた「百合根」。湯葉の中には銀杏が入り、湯葉も何重にも巻かれてります。
この湯葉も、豆乳から手作りしているとか・・・❣💥。すごいです、もうびっくり。😱🥵😱
ご飯に移る前の口休めは、「胡麻豆腐のゼリー、イチゴソース」です。
ゼリーと言っても、ゼラチンは使っていません。精進料理だからね。ほんのりとした甘さで、とてもおいしいです。
デザートは、いくつかの選択肢の中から、「ぜんざい」を選びました。
すごい大満足の精進のコース料理。すべて手作りで、信じられないほどの手間をかけた料理の数々に感動しました。🤗
庭は早春の佇まい。もうじき桜が咲きそうな気配すら感じる暖かい日。良い日に尋ねることができて、とてもうれしいです。♪♩🎵(^^♪~~♪!!☆彡°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°
こと葉のみっちゃんと入り口で写真を撮りました。
また里帰りするときには必ず行きたいお店です。・・・というか、必ず行きますってば・・・・😆(^_-)-☆